2010年09月30日

【クリエイティ部】ほたるの価値観 〜ゴキブリを好きになるかも?なインスタレーション〜



GIZMODEより、
なかなか優れたコンセプトだなぁと思ったので紹介。

まずは動画を見てもらえれば…なんですが、
発光するゴキブリを使い、触れあうことで、
生き物を殺すということを考えるインスタレーション。

作者の作品意図が書いてあるので、
引用。

蛍によく似た生き物、コックトーチ(発光するゴキブリ)と人間のインタラクションをテーマにしたハイブリッドアートです。ほたるの価値、僕らが蛍に抱く価値観は何によるのでしょうか。
蛍の慈しむべき儚さや美しさ、それはゴキブリであろうとも変わりません。我々の中には、彼らが殺しても死なないようなイメージや、しぶとさなどの象徴として扱われたイメージがあります。また彼らを「効率的に」殺害するテレビCMを見ない日はありません。

でも、実際のところ、そんなことはありません。彼らも十分に普通の生き物です。4日も食べ物を摂取しなければ死んでしまうし、衝撃にも弱く、体の油膜を失うとすぐに衰弱し、死んでしまうような弱い生き物です。僕らは日々ゴキブリを殺しています。これは極めて日常的な行為でありながら、殺すという非日常がそこにはあります。動物愛護というとステレオタイプが付いてきそうですが、愛護まで行かなくても日常的に殺し続けるということは忌むべきことなのではないでしょうか? 彼らは我々に意図的に危害をくわえることはまずありません。清潔な環境であれば、共に生きることが出来ます。

考えてみて下さい、彼らの死を想ってやって下さい。

人であっても、虫であっても、誰でもそう簡単に死にたくはありません。それはゴキブリも一緒です。死に瀕した人が何かをするとき、しぶといとか、殺しても死なないとかいう言葉をかけるでしょうか?  生きることに必死な彼らをあざ笑うことがどういうことなのか。僕らは今一度、彼らの死を想うことはできないのでしょうか?

事実、この作品で彼らとふれあった人々は皆、彼らのことをより理解出来るようになりました。死に行く彼らを悼むことが出来るようになりました。

命の線引きや、その価値観が、美しいか美しくないかに寄ることがあってはならない。それがこの作品のテーマです。



うん、コンセプトが素晴らしいですね。
受け手のインサイトもしっかり練ってある。
実に広告的なインスタレーションです。

世界ゴキブリ協会(そんなのあるかっつーの)による
バル○ンや、ゴキ○ェット、ゴキブリホ○ホイに対する
最高のアンチ広告ですね←違うだろ


というか、動画のメッセージやクオリティが高くねぇか?っていう…
なんだか、ぐっと来るぞ。
なんかインターフェイスデザイナーさんの作品みたいですね。

ぜひこういう方、一緒に仕事してみたいなぁ〜


とか言いつつ、人間の天敵ゴキブリ。
触れあうのはちょっと生理的に厳しい…という意見のほうが多そう(笑)。



余談:これどうやって、蛍光塗料を塗ったのかなぁ?






posted by 107gou at 19:23| クアラルンプール ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | クリエイティ部(ちょっとクリエイティブなオハナシ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月29日

【Our Works】ReVise(M.M.M) with Yo-Ichi@LOVE&HOUSE 7th Anniversary




This is an interactive installation with ReVise that is an interactive design team in Tokyo.The installation was appeared in club party "LOVE&HOUSE" at "Warehouse 702" (Azabu-Juban,Tokyo)on September 10th,2010.


On that day, the party"Love&house" celebrated 7th anniversary.

We had a speciall camera and a night vision device installed above a screen.
If you stand in front of the screen, your whitened shadow appeared on the screen.then you can touch and flick colourful graphics in the screen.

In this installation,
we had planned to let the audience feel close to the party"LOVE&HOUSE" by touching logo-graphics and photos of DJs.We believed it would be good way to build new relationship with the audience naturally.

Yo-Ichi(107gou) was in charge of creative director and art director.


先日9/10(金)に、麻布十番Warehouse702で
”LOVE&HOSUE -7th Anniversary-”がありまして、
そこで登場した、インタラクティブなインスタレーション。

VJのM.M.MさんのReViseのインスタレーションなのですが、
スクリーン前に光と赤外線に反応するカメラを設置、
それによって、スクリーン前にいる人たちの像がスクリーンに映し出されます。
スクリーンに映るグラフィックを、
スクリーンに映った自分が触ったりして遊べるという仕立てになっております。

今回のインスタレーションは、7周年を迎えるハウスミュージックの
Big PartyであるLOVE&HOUSEに来場したお客さんが、
スクリーンに映るLOVE&HOUSEのロゴやDJ達の写真のグラフィックと
触れ合うことで、LOVE&HOUSEというイベントを身近に感じ、
体感してもらおう、というインタラクティブなコミュニケーションツール
としての展示を行いました。



私、Yo-Ichiは、
企画のCreative Directorと、
グラフィックのアートディレクションをつとめております。


※この詳細は、近々OPEN予定の
107gou.comの仕事実績コーナーに記載予定です。



posted by 107gou at 17:35| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ★☆Our Works☆★ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月27日

【映画レビュー】インファナルアフェア&インファナルアフェアU 無間序曲 〜かっこいい男を知りたいならこれを見ろ〜

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さて、かの有名なインファナルアフェア。
うっかりレビュー忘れしていたので、後追いレビュー。
レビューしたと思ったのに、おっかしぃなぁ…


もう有名すぎて、今更ですが、
この映画は超最高です。
歴代映画のベスト10に入るかもしれない!ってくらい。
レベルとしては、ゴッドファーザーと同じくらいの評価しても
いいんじゃないかって思うくらい。
これ、三部作なんですよね。
まだ2までしか見てないので、

1、2それぞれのストーリーを

〜インファナルアフェア〜
狭い公団住宅で育ち、マフィアの幹部サムの部下であったラウは、
18歳にして香港警察へ入隊し、警察の内部情報を流す潜入員となる。
同じ頃、警察学校に通うヤンは、事情があって警察学校を退学になった。
しかしその優秀な能力を見込まれ、表面的には退学となったが
マフィアの潜入捜査官として、マフィアに潜入するが、
にもかかわらず、数々の傷害事件を起こし、マフィアの人間に染まっていた。

10年後、ラウは品行方正な警官として内部調査課長に昇進、
恋人との結婚を控える順調なキャリアを歩んでいた。
一方ヤンは、長年の潜入捜査に疲れきり、夜も眠れずマフィアの一員として
過ごしていた。

ある夜、大きな麻薬取引の際、
組織と警察は、不可解な点から、互いに情報漏れに気付く。
警察はラウに、組織はヤンに、それぞれ内通者を探すよう命じる。
長年の潜入からお互いがサバイバルするために、相手を探す中、
やがて2人の距離は、少しづつ縮まっていく…。

そしてヤンとラウの運命が交わる瞬間がやってきた…


2では過去にさかのぼり、1991年から1997年の中国返還に揺れる香港を舞台に、
2人の若者がそれぞれスパイに至る過程が描かれる。


〜インファナルアフェア2〜

1991年、香港マフィアの大ボス、クワンが暗殺された。
だが配下のボスのひとり、
サムだけは造反を目論む4人のボスたちをよそに唯一静観を続ける。
実はこの暗殺は、サムの出世を願う妻マリーが夫も知らぬ間に
手下のラウへ命じたものだった。
そんな彼女に叶わぬ恋心を抱くラウはやがて、
サムによって警察学校へ送り込まれる。
一方、組織犯罪課のウォン警部は、クワンの私生児であることが
発覚して警察学校を退学処分になったヤンを組織へ潜入させることに。
こうしてラウとヤンの2人は、
92年、気づかぬうちに互いの人生を交差させていくのだった…。



この映画の優れているところは、
主人公だけではなく、回りの脇役まで
その生き方や人間性、人物描写の奥深さがハンパじゃない。
戦いの中で、友を失い、普通の幸せを失い、あげくのはてに
自分も失いつつある。
じゃあ、何で戦うんだ!?そこに男としての生き様が見え隠れする。

もうホントにかっこいい!
ストーリーや映像すべてにおいて、あまり文句のつけどころがない。
一応、1のほうはハリウッドで映画化された(「ディパーテッド」)のですが
それを見た人もこっちを見ることをお勧めします。
そして2を見ると、1の時のそれぞれがなぜそういう行動を取ったのかとか、
彼らの最期などに、ものすごく泣けてくるのでぜひ。


で、何が言いたいのかというと
かっこいい男って何?というのが
この映画にはつまってると思う。

長年マフィアの世界に染まっても、なお
「俺は警官だ」「善人でありたい」というヤン。
トニー・レオンがクソかっこいいんだ。
こんなラフなトニー・レオンもめずらしいので一見の価値あり。

それに対して、警察官に潜入したマフィアのラウは、
いったい本心はどこにあるんだろう?といのが1では、
いまいちわからなかった。
しかし2を見たら、彼がどういう人間で、どういう思いで
闘ってきたのかが明らかになる。
その悲哀がものすごく胸に刺さる。
ネタバレになるから書かないけど、2に出てくる
空港でのシーンは悲しすぎて、もうゾクっとした。


さらに実はものすごーーーくいい味出しているのが、
ヤンを潜入させる組織犯罪課の警部ウォンがかっこいい。
1でも2でも抜群の存在感なんですが、
正義という言葉だけを胸に、クールだけど熱いものを秘めてる姿が
これぞ男って思った。
その彼もなぜここまで正義に燃えるのか?は2で明らかになる。

そして、意外だったのが1では、ただの悪人だったマフィアのボスの
サム。
彼が香港の黒社会を牛耳る冷酷なボスにのし上がった背景には
こんな悲しいストーリーがあったのね…というのが2で明らかになる。
香港返還の日、
彼がボスに上り詰めたときのパーティーのシーンは
権力と引き換えに、何かを失った瞬間をあまりにもドラマティックに
描いている。

男って、人に理解されなくてもやらなきゃいけない使命があるんだよって。
それのために幸せを失ったとしても、愛する人を失っても
やらねばならないことがある。
それが真の男なんだよって。

うーん、かっこよすぎる…
最高作品ですね。





3も絶対見なきゃ!
posted by 107gou at 19:47| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】さらば愛しの大統領 〜小笑い〜

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さってと、土曜にお誘いをいただいて
映画の試写会に参上してきました。
それがこの映画。

世界のナベアツが初監督作品。
といっても共同監督に、
「NOVAうさぎ」やジョージアなどのCMで知られる
CMディレクターの柴田大輔氏が参加しています。
というのも期待だったのですよ。


ストーリーは、
大阪府知事選挙に立候補したお笑い芸人の世界のナベアツは
見事当選を果たすが、すぐさま日本からの独立国家宣言をして、
“大阪合衆国”の最初の大統領に就任してしまう。
一方、大阪府警にはナベアツ大統領の暗殺予告が届き、
府警で有名な迷コンビ、早川刑事と番場刑事が、
犯人グループの捜査に乗り出すのだが……。


うーん、とにかく全編アホアホな感じで突っ走ります。
超B級な感じで全速力で突っ走る感じ。

さすがはなのは、
結構細かいディテールまで笑いをとれるようになってるのもウケる。

そういう意味では良かったんだろうけど、
うーんなんか、腹の底からは笑い切れなかったのはなぜだろう?
自分が東京人で、このコテコテの大阪の笑いMAXな映画になじめなかったのか、
それとも、ただギャグがつまらなかったのか…
その辺の答えはイマイチ見つからないまま、最後まで行ってしまった感じあり。

「3の倍数を言うとアホになる」など画期的(?)な笑いネタを
作り出してきたナベアツが監督するんだから、もっと
かなりの笑いを作り出してくれるんじゃないか!?って期待もあったのですが、
この方は、結構、宴会芸的な小笑いを積み重ねてく感じなのね…って思った。

もちろんそれはそれでかなりおもしろいのですが、
だったら映画というより、ショートムービーでやったほうが
良かったんじゃないかと。
1時間強、小笑いのつなぎで笑い続けるのはしんどいなぁと。

その点、ナインティナインの岡村とかのほうが
2時間の映画でも大きなスケールで笑いを作れる気もする。

でも、あんまりコメディ映画も見ないし、
「お笑い」という世界の深さを知らない自分がそれを語るのも
おこまがしいかもしれませんので、映画という観点で語ると

映画で笑いをとるなら、やりすぎないと意味がない。
JACKASSとかがウケるのはそのやりすぎ感だし。
サウスパークだって、タブーまで踏み込むところ。
クドカンの映画だって、見ようによっては
かなり人間を皮肉ってたり、ぶっ飛ばしてるところがある。

でも、この映画の笑いは別に何も危険じゃないし、
やりすぎもない。
ぱっと見、大阪のこってり感があるのですが、
すべてスタジオで台本に沿って作られたおもしろいネタ。
やはり映画ではもっとやりすぎたスケールのものを見たかったなぁ
って思ったのが不満の原因かも。

うーん映画を見た人しかわからないネタで申し訳ないけど、
劇中に出てくるB級キャラクター「串かっちゃん」が
暴れて殺しまくるとかさ、
「笑力発電」とかももっと、サイコな感じにしたら、
タランティーノみたいでおもしろかったのにぃ…って。
子供向けみたいで物足りなかったかな。

と酷評に見えましたが、
映像はさすが柴田監督、予想以上に洗練されています。
外人とか見たら喜ぶんじゃないの?

あとは、宮川大輔とケンドーコバヤシのコンビが
予想以上に良かったです。
どちらもしっかりキャラクターが作りこまれていて、
かなりおもしろかった。

色んな芸人がちょこちょこ端役で友情出演的に出てくるのですが、
雨上がり決死隊の宮迫は、さすがにちょっと存在感が違ったなぁ。
映画慣れが違うというか。


釈由美子は相変わらずかわいかったですってところでしょうか。
posted by 107gou at 19:10| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月26日

【RADIO107号室】Wyolicaの新曲に涙が出そうになる(くらい良い件についてw)



なんだか謎なタイトルですが、
ワタクシ、実はWyolicaの密かなるファンでして、
ボーカルのazumiの声は日本のアーティストで一番好きな声かもしれませんってくらい。

うーん、なぜかwyolicaの曲を聴くと涙が出そうになるんだよねー。

ということで、そんなwyolicaですが、
ヘネシー(お酒のね)のミュージックプロジェクトで
港でストリートセッションをやった動画というのがありまして、
これがまたいいんですわ。
ちょっとぐっときた。


WYOLICA STREET SESSION from Hennessy artistry on Vimeo.




新作『Castle of wind』に収録されているバラード曲「逢いたいから」だそうです。
うーん、今作も期待大ですね。

せっかくなんで他の曲も紹介すると
wyolicaっていうとこの曲。

●ありがとう / Wyolica


色々思い出深い曲でして、聴くたびに泣ける。
僕の友達にも同じような奴がいて、
恋に破れるたびに、お互いの家でこれをかけながら、酒飲んで泣くという
結構、不気味な儀式のサントラになってました(笑)

余談ですが、このPVは、TUGBOATの多田琢さんがプランナーだそうです。



●シェルター / Wyolica



これも超良い!
なんか、朝までクラブミュージックにさらされて、遊んで、
あぁ〜疲れた〜なんてカラダにこんな音楽流れてくるとほっとするあるねー。
ビデオがかっこいいね。


●悲しいわがまま / Wyolica


これもいいね。「悲しいわがまま」なんていいタイトル!
意外とフォークな音だけじゃなくて、ちょっとヒップホップな音色も自然に入れられるところがすき。



うーん、wyolicaなんて知らないって人もこの曲は知ってるでしょう!
クリスマスに聴きたい大名曲

●Only Holy Story / Steady&Co. feat. Azumi




うーん、やばい。
今年のクリスマスは、この曲を聴いていたいなぁ。
(まだ早いし)
posted by 107gou at 22:53| クアラルンプール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | RADIO107号室(音楽紹介しながらラジオ風にブログする) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月24日

【夜カフェ・夜メシ・夜アソビ】Grotta Azzura 〜麻布十番1分〜

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さて、このシリーズもわりと久しぶり。
ちょっと忙しくて、外食するときも、わりと同じ店が多かったので。

で、最近、縁あって麻布十番に出没する率が高いのですが、
そんな時にたまーに行くのが、このお店。
というか、我らが総長Dr.アツシのお気に入り。
Grotta Azzura=青の洞窟
です。


麻布十番駅から徒歩1分という距離が便利!
(あの交差点のすぐそば)
そして深夜まであいているので、
ちょろっとゴハンや飲みに立ち寄ることが多いです。


メニュー自体は普通なのですが、ピザがおいしかったよ。
なにげに自然食材使ってるのねー。
チェーン店のイタリアンにありがちな、化学調味料くさい味はもちろんナシ!
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あとお店がわりと広々と作られているので、
窮屈な感じがなく、それが好感。

お店の方もすごく愛想よいです。
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奥に、4〜8名くらい入る個室席もあり、
わりと広々しているので、合コンにも使えると思いますよ。
お店も広いので貸切にして二次会やパーティーも可能だし。
友達とワイワイもOK

お値段もそんなに高くないので、使い勝手の良さがいいですね。
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アツシ総長と
秘密の会合(?)開くときに来てます(笑)


でわでわー


・店名:Italian Dining Grotta Azzurra
・住所:〒106-0044 東京都港区東麻布3-5-15 瀬里奈グリーンハイツ1F
・アクセス
地下鉄南北線麻布十番駅 6番出口 徒歩1分
都営大江戸線麻布十番駅 6番出口 徒歩1分
TEL:03-5549-1821
17:00〜04:00(L.O.03:30)

2010年09月22日

【映画レビュー】七夜待 〜ハセキョーの色気〜

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さて、ちょっと最近お仕事で河瀬直美さんの
映像に関わる機会があったので、ちょっとこれを機に
河瀬直美という映画作家について知ろうと思って。

というか、いきなりどーでもいいんですが、
これパッケージデザインが秀逸すぎですね。
映画の中身と若干、逸脱している気がするくらい。

まぁそれはともかく、
その河瀬監督が、長谷川京子と「コラボレーション」なんて
書かれていて、
要は、撮影初日にハセキョーに
「こんなシーンをとりまーす」という紙を渡し、
セリフやちょっとした演技などは自分のアドリブでよろしく。
というおもしろいディレクション。
もともとモデルのハセキョーに、それ求めるのって酷じゃない?
という一抹の不安がよぎるが気になって見てみました。


ストーリーは、
30歳を過ぎた彩子は、人生のリセットを求めてタイへと旅立つが、
ホテルへ行くはずのタクシーがたどり着いたのは鬱蒼とした森だった。
そこで暮らすタイ人の母子やフランス人の青年と出会い、
タイ古式マッサージを習い、その精神に触れることで
戸惑いや苛立ちを沈めた彩子は、
見知らぬ人々と7つの夜を過ごすことで新しい自分に出会う。



なんだかいかにもスピリチュアルですが…(笑)。

結論から言うと、悪くなかったなぁ〜って思った!
というか、ハセキョーが美しすぎるーって思った(笑)。

amazonなんかだと結構、賛否両論になっており、
古くからの河瀬ファンには受け入れがたいものなのかもしれませんが、
まったく河瀬ファンでもなく、良く知らなかった自分には
比較的好感をもって、受け入れられるものでしたねぇ。


ポイントが3点あって、

1点目は、映像がきれい。
タイの森の中の暮らしや、自然の風景、
そこで暮らすタイの人の文化など、
美しく描写されていて、そこに
ハセキョーのナチュラルな美しさがからむ。
これは絵的に美しい。

2点目は、ストーリーは若干破たんしている(笑)。
あらすじを読んだからわかるようなもので、
なんでハセキョーがタイにいるのか?とか、
途中途中で、なんでこうなるの!?というのが
結構あり、混乱する人もいるのでは?って思った。
なんというか、撮りたい絵を優先して、
ストーリーテリングが少し乱暴になってない?

3点目、女性監督だから?のハセキョーの美しさの引き出し方。
これが一番新鮮だった。
言い切るなら「引き算で引き出した、美しさ」とでもいいますか。
ほとんどノーメイクで、シンプルな服装。
映画の中では女優というより、ホントに旅先で会いそうな女性として
表現されている。だからこそ、余計にきれいに見える。
映像で見る美女というより、
実際に目の前でキレイな女性を見た時の「うわ、きれい」
に近い感覚というか。

日本のドラマとかって、メイクや照明、カメラワークで
「いかにかわいく、キレイに見せるか」ってコテコテに
女優を見せるじゃないですか。
でも、この映画におけるハセキョーは、
そういったものを全て引き算して、
「やっぱりハセキョーってキレイなんだねぇ」って
素材の美しさみたいのを引き出している。
これはなかなかだと思った。

日本のドラマとかでは、わりと大根役者とか、視聴率の取れない女優
みたいに見られがちなハセキョーですが、
こういうディレクションをされることで魅力が引き出された感ありですね。
たぶん、本人の素に近いんだろうねぇ。
あんまり塗りつぶさないで、素の素材を活かしたほうが活きる女優。
似たような傾向の女優として、鶴田真由とかもそうだよね。

マッサージを受けているシーンに、すごーく
エロチック?セクシーなシーンがあるんですが、
これは美しいなぁって思った。
女性が見ても、センシュアルに感じると思う。


結論から言うと、物語というより、
ある種の詩的な映像作品として見たら、
結構なモノなんじゃないかと。

たぶん女性のほうが好きな映画。
というか非常に女性的な映画な気がする。
日常に疲れたときなどに見てみてはいかがでしょう。

posted by 107gou at 16:16| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月21日

【クリエイティ部】iPadを使った3Dな光ペインティング

あぁやられたぁ…
これ衝撃うけました…


Making Future Magic: iPad light painting from Dentsu London on Vimeo.




電通ロンドンが作ったみたいなのですが、
iPadに表示される様々な形の光。
それを動かしながら、カメラで撮ることで、
カメラには文字などが表示されるという…

やっぱり映像見るのが一番早いや(笑)。


うーん、新しい映像スタイルですね。

PikaPikaとかもそうですが、
まだまだヴィジュアルアイデアって色々やれることって
あるよねー。

もっと考えないとな。


※余談ですが、最近電通グループの動きが活発ですね。
AR(拡張現実)の世界でもそうですが、
新しいメディアづくりへのシフトみたいのが
他社と比べても、急速に進んでる気がする。
人材などの層の厚さがハンパじゃないね
posted by 107gou at 11:43| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | クリエイティ部(ちょっとクリエイティブなオハナシ) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【コネタ】ホアキンフェニックス、やっぱりネタだった!


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さて、以前にこのブログでも
俳優のホアキン・フェニックス(グラディエイターなど)が
「俳優を引退して、ラッパーに転向」という謎の奇行が、
『もしかしたらネタなんじゃね?』という話を書きましたが

【コネタ】ホアキン・フェニックスの俳優引退&ラッパーデビューはネタかも…!?


やっぱりネタでした(笑)

ホアキン・フェニックス、ラッパー転向はすべて“やらせ”(BARKS)



なんか、ベン・アフレックの弟で俳優のケイシー・アフレックが監督する
ドキュメンタリー的な映画のネタだったようです。

I'm Still Here(公式サイト)


Trailer



結局、映画の注目度も上げてしまいましたね…
リアリティTVじゃないですが、
ホントかウソかわかんない、みたいな
疑似ドキュメンタリー的なモノが
最近増えてる気がします。

posted by 107gou at 11:19| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月17日

【ニッキ】最近の気になるモノ、ブログ、CMなど

どーも、映画や本のレビューブログと化してきたので、
これから少し日記的な要素も増やしていこうと思っている
Yo-Ichiでございます。

とか言いながら、またまた最近の気になるモノなどを
ちょこちょこ紹介。




●ソフィア・コッポラの新作「Somewhere」



自分の中で当たりはずれのデカい監督ソフィアコッポラ。
「マリーアントワネット」に続く新作がこちら「Somewhere」
今作はタランティーノにも絶賛され、ベネチア国際映画祭で
金獅子賞受賞だそうです。

ストーリーはハリウッドの人気スターを父親に持つ11歳の娘が、
娘の視点から、父親のスターの生活を描いているそう。
ハリウッドスターの父親役にスティーブン・ドーフ(うわ!)。
この予告編見ている限りでは、かなり良さそう。
スティーブン・ドーフと言えば90年代はイケメン人気若手俳優の一人だったけど
すっかり消えちゃったかと思ってたわー。
(ほんと、ほんと、ジョニーデップみたいなアウトローで人気だったのよ)
もしかしたら、復活するかもね。


●熊谷隆志さんのブログ(honeyee.com)

TAKASHI KUMAGAI -BLOG- / honeyee.com


スタイリスト、フォトグラファーで有名な熊谷隆志。
彼がハニカムでブログ書いてますが、
その暮らしぶりや、お気に入りのモノ、映画、写真が
妙にツボ。

あ〜こういう家で暮らしたいなぁ〜って。
というかハニカムって裏原系のカルチャーで育った自分は
ドンピシャなターゲット層なのかもしれない。

クリックするとデカくなります


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熊谷さんの家で、Brutusでも取り上げられてるね


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このキャンドルたて、ほすぃ…


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かわいい!スタイリング最高


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これも写真、スタイリング含め、ツボ。



●Panasonicの夜カジ体操

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PLAY!!NIGHT COLOR Let's PLAY!!夜カジ体操


前にも誰かに話した記憶があるのですが、
ここ最近のパナソニックの広告はクオリティがかなり高いです。
そんなに奇抜なことをやってるわけじゃないんですが、
ブランド価値をあげるようなレベルの高い広告が多いです。
いったい、誰がプランナーやってるんだろう?
この夜カジ体操も笑える。
ついにARで来ましたか。
このARの使い方自体はそんなに斬新じゃない。でも十分。
ポスターとかもクオリティ高いんですが、
色々紹介。



シンプルだけど、印象に残る表現。何よりも理解しやすい。

あとはYouTubeで見つからないなぁ。
っつーか、パナソニックのWEBサイト
色々わかりづらすぎ!
そっちも直そうよ。



とりあえず今日はこんなところでー。






posted by 107gou at 11:33| クアラルンプール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月15日

【映画レビュー】17歳の肖像 〜もはや少女マンガの世界…〜



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さてとー。
こんな英国発?の青春ラブストーリーです。
前評判で、主演女優のキャリー・マリガンが評判高く、
アカデミー主演女優賞にもノミネートということで、
期待してみてみました。



ストーリーは、

1961年のロンドン郊外。
オックスフォード大学への進学を目指す16歳のジェニーは、
ふとしたきっかけから、高級車に乗ったデイヴィッドに声をかけられ、
その話術や文化的洗練のトリコになる。
彼の誘いでナイトクラブや絵画オークションといった
大人の世界に触れたジェニーは、
デイヴィッドが後ろ暗い仕事で稼いでいるのを知っても、
見て見ぬ振りをしていたのだが……。



最初、フランス映画とかにある
妖艶な17歳の女性の話かなぁなんて思っていたので、
ちょっと拍子ぬけしました…

女性の社会進出が困難だった時代背景や、
大人の女性への脱皮中の17歳という主人公の年齢設定などを
考慮に入れても、
なんだか、陳腐というか、ありがちな感じがするんだよねー。

展開も予想通り、意外性がないというか。
人間描写も中途半端で、
デヴィッドがなぜこのような生き方をしているのか?とか
デヴィッドの友人たちって、結局どんなキャラクターなんだろう?とか、
教育熱心なパパのアティチュードの背景とか、

とにかく人物描写が中途半端すぎる…
だからストーリーがベタに見えるし、登場人物の行動に深い意味づけがない。
真面目な女子高生が、センスも良くて、リッチな年上の男性と恋に落ちる…
そこで痛い目を見たけど、それも人生における教育
(原題は「An Education」なんて、
あまりにも陳腐な少女マンガの世界だろーって。


脚本家誰だよ!って思ったら、
映画「ハイフィディリティ」の脚本家じゃないか!
「ハイフィディリティ」みたいないい映画作った人が
なんでこーなる、ってギモンに思ったす。

とは言っても、サンダンス映画祭やアカデミー賞で
評価されているわけだから、
オイラの視点が浅いのかなぁ…
その辺は見た人に判断していただきたいところでして。


とバッサリ、切りまくりましたが、
そんな映画でも最後まで見通せたのは、
やっぱり俳優陣の安定感と、絵作りが比較的キレイだねぇってところ。

主演のキャリー・マリガン。 オードリヘップバーンの再来なんて
言われているらしいですが、なんとなくわかる気もする。
ピュアな美しさみたいのがオードリーっぽい。
今後も、作品は増えるでしょう。


そしてデヴィッド役のピーター・サースガード。
「なんかよく他の映画で、どっかで見たことあるなぁ」
って感じの人なんですが、
彼の「普通にいい人、英国紳士」っぽい感じが
デイヴィッドという役にあってる。
これがジョニー・デップとかみたいな華もクセもある人になると
余計ウソ臭いというか、ものすごく犯罪っぽくなる(笑)。
ラブコメの常連、ヒューグラントだったら、チャラくなる(笑)。


あとデイヴィッドの友人役で
出ているロザムンド・パイク。
芸術や文学なんて興味なし、ファッションとパーティーしか
興味のない派手なパリスヒルトンみたいな女性ヘレンを演じてますが、
「リバティーン」で、主人公の放蕩者ロチェスター伯爵を
凛として耐え忍び、愛し続け支える、芯の強いまじめな役を演じたので
今回とのギャップにびっくり。
なんか妙に印象的で、「リバティーン」の時も強烈な演技もできたので、
もしかしたら、今後、大女優の素質があるかもしれないって。


まぁ他にも、さりげなくエマ・トンプソンが出てたり、
堅物の先生役の女優さんが、妙にキレイだったりとか
笑えるんですが、手堅いです。

結局、映画祭での受賞も女優賞ばっかりなのは、
たぶん俳優たちがこの映画を支えたんだねって話。


でもうーん、オイラには浅く見えたなぁ…
ハートロッカーの後だから?
トシとったのかなぁ?
男だからかなぁ?

高校生くらいの女の子が見たら、
また違うんだろーね。

別にリアルを描きたい映画じゃないんだろうし、
リアルさを求めるなら、また描き方は変わるんだろうね。

でも10代の女の子の話なら、
「ジュノ」のほうが好きだな、オイラは。




17歳の子と、二人でパリだなんて…



posted by 107gou at 15:03| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月14日

【映画レビュー】ハートロッカー 〜リアル〜


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さてと、ハートロッカー。
今年度アカデミー作品賞に輝いたドラマです。

監督はキュスリーン・ビグロー。
ジェームス・キャメロンの元妻なんて言われたりして
メディアで盛り上がってましたが、
監督としてのキャリアも結構なもので、
パトリック・スウェイジとキアヌリーブスのサーフィン映画
「ハートブルー」や、
サントラとかが死ぬほどかっこいい、近未来SF「ストレンジデイズ」
などダイナミックな作品を結構監督してます。
要は、キャメロンの元妻ってだけで、紹介するのはちょっと失礼アルね。


さて、そのキャスリン・ビグローが、
中東で撮影し、イラク戦争に従事する爆弾処理班の兵士を
描いたこの作品。

ストーリーは。
2004年、イラク・バグダッド郊外。
アメリカ軍の危険物処理班は、仕掛けられた爆弾の解体、
爆破の作業を進めていた。だが、準備が完了し、
彼らが退避しようとしたそのとき、突如爆弾が爆発した。
罠にかかり殉職した隊員に代わり、
また新たな“命知らず”、870以上の爆発物を解体処理している
ジェームズ2等軍曹がEODの新リーダーとして赴任してくる。
部下となったサンボーンとエルドリッジは
あと39日でEODの任務から外れる予定だったが、
恐れ知らずのジェームズにより、これまで以上の危険にさらされ、
地獄の炎天下、処理班と姿なき爆弾魔との壮絶な死闘が始まる――。


なんか戦争アクションなんていうと、
すごーく激しい銃撃シーンとか想像するんですが、
そういうリドリー・スコット的な戦争映画とはまたちょっとトーンが違います。
もっと、背筋がひんやりする静かなる緊張感というか。


それがかえって、戦争というものをリアルに感じさせてくれるんですわ。
監督のインタビューなんか読むと、
脚本家は

『これはまだ報道されてない、普通には知られていない仕事で、こんなふうに戦争に関わっている人もいるということを世間に知らせたいという気持ちがどんどん強くなっていった』


と言っている。
イラク戦争ってテレビや新聞で報道されているのを見ると、
米軍が進駐して、イラク人と憎み合って、殺し合って血が流れている
みたいに書かれたりすることが多いけど、
実際、そんなに事情は単純なのか!?

この映画では、町中にしかけられた爆弾によって、
バグダットの普通の市民が巻き込まれないように、
必死になって爆弾解除しようとして、
イラク市民のために命を落とす兵士の姿も描いている。

でもこの映画の中で、「戦争はいけない」みたいないかにもな
主張はない。
ただ淡々と、
イラク市民のために命を落とす兵士もいることや、
テロリストによって人間爆弾にさせられた子供や
イラク人の反米姿勢や
危険な戦場のアドレナリン中毒になっている兵士など
戦争におけるリアルな姿を描いていて、
それをどう受け止めるかは見る人に任せている。

監督自身も

サバイバルは人間の基本的な本能で、誰もが生き残るにはどうするべきかという触覚みたいなものを持ってるはず。戦争をサバイバルするって本当に大変なことでしょう? アメリカ人として戦争というものに心を痛めているわ。すごく複雑で奥深いものだから、良い悪い、白か黒か、みたいな簡単な結論を出せないわね。

でも、『戦争によって信じられないほど人間の命が犠牲になっている』という部分は皆がきちんと直視するべきだと思うの。その部分は映画のなかで手抜きをしないではっきり描かなくてはならないと思っていたわ。フィルムメーカーとして自分にできることは、判断を下すことで、自分の意見を押し付けることではなく、無数の人間の命を犠牲にしている終わりの見えない戦争の一部を見る人に体感してもらうということなの。結果、それぞれが自分なりの意見を見つけてくれば、それでいいのよ


と言っている。

と書くと重たい感じに見えるんだけど、
それをダイナミックなエンターテインメントとして
見せられるようにしたのは大したもんだなぁ!と感心です。

ここで、しつこいくらいに書いている
「良い映画の条件=共感できる人間描写の奥深さ」
ですが、この映画もそれがすごく深く書いている。

たとえば、命知らずの隊長ジェームス。
マッチョで、アドレナリン中毒の狂人かと思ったら、
イラクの子供とほほえましい時間を過ごしたり、
国に残した妻と子供に愛情を注ぐ父であったり、
「自分で判断しろ!」と突き放した若い兵士が
うまくやったときに「Good Job」と励ます姿など
単なる「命知らず」ではない人間性を描いている。

ここで描かれる兵士達は、
「地獄の黙示録」のような破壊者ではなくて、
普通の人間。
怖い時は震えるし、怒りに理性をもってかれたりもするし、
虚栄心や、身内同士でのケンカもある。

そんな兵士たちの姿が、余計共感を増す効果になって、
戦争をリアルに感じさせてくれるんだと思う。
もしこれ、戦場で狂ってるだけでの兵士が主人公だったら、
人として共感できず、戦争をリアルに感じることはないと思う。


かなり細かい部分の描写も含めて、いろいろ伏線が貼ってあって、
結果、ダイナミックな演出になる。かなり骨太な女性監督だなぁって
思いました。

今年度アカデミー賞では、「アバター」と一騎打ちだったそうですが、
この手の重厚かつドラマティックな映画と一騎打ちになったら、
アカデミーでは勝てないって(笑)。相手が悪い(笑)。

決して、明るくないし、こびてもいないので、
クリント・イーストウッド監督作の骨太なドラマとか好きな方は
オススメ。
こういう映画が普通にトップにあるのを見ると、
やっぱり日本映画の興行ってまだまだ軽すぎるよ。



余談ですが、レイフ・ファインズとか、ガイピアースなどの大物俳優が
出てくるのに、いきなり爆弾とかで吹っ飛ばして殺してしまうところは
さすが。
(だって、普通ガイピアースみたいな有名俳優出てきたら
「あ、こいつは重要な役柄だから死なないな」って思うじゃん!?)




米軍も撮影協力してるんだってね


posted by 107gou at 12:11| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【書評レビュー】家日和 〜家族のカタチ〜


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さて、またまたしつこく奥田英朗の本を紹介。
(凝り性だな…)

こちらは、さまざまな家族のちょっと変わった日常を描いた、
どこかほのぼのする一作。
ネットオークションにはまる主婦。
会社が倒産し、突然「主夫」となり家事全般に目覚める夫。
妻が出て行き、残された家で「男の理想の住処」を作り上げる男。
内職中の妻の妄想。
山師の夫を持つイラストレータの妻の思い。
ロハスにはまる妻を冷ややかな目線で見つめる作家の夫。


色んな家族が出てくるし、ちょっと変わってるように思うのですが、
どのストーリーも、自分たちの家族に起こりえる物語。

「普通」なんて言ったって、人それぞれで
一見、なんてことない「普通」の家族も、
それぞれに貴重な物語があるんだなぁって。

どれもすごく出てくる人たちが、なんだかかわいらしくていいんです。
外から見たら普通の大人でも、
ちょっとした出来事から、コドモっぽいココロがむき出しになる。

どんどん加速して、自分の「素」みたいのに向き合ったところで
「あ〜やっぱり家族っていいんだな」って初めて気が付く。

ユーモアがあって読みやすいけど、温かい本です。




ロハスに対するシニカルな目線はかなり爆笑です。

posted by 107gou at 11:35| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

【映画レビュー】24アワー・パーティー・ピープル 〜クラブカルチャーの原点ここにあり〜


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突然ですが、編集長はお気に入りの監督が何人かいます。
映画とか見るときに、「ああ、この人の作風なら間違いない」ジルシ
というか。

クオリティ、ストーリー、映像のテイスト、
選ぶ女優、個人的な好みなどいろいろあるのですが。

その中で、かなり前から、お気に入りの監督の一人が
この24アワー・パーティー・ピープルの監督の
マイケル・ウィンターボトム。

実はこのブログでも過去に取り上げてますね。

【映画レビュー】日陰のふたり 〜イギリス版草食男子〜

【映画レビュー】9 songs 〜セックス→ライブ→セックス→ライブ〜

ウィンターボトムの作風を「刹那的な痛さ」とまとめましたが、
この作品も、ある意味「刹那的な痛さ」ありますね。



と、マエオキが長くなりましたが、
80年代後半から90年代前半にかけて起きた
クラブミュージックとロックとグラフィックデザインなどが融合した
マンチェスタームーブメント(マッドチェスター)。
その中心人物のトニーウィルソンを主人公にした映画です。


ストーリーは。

不況の嵐が吹き荒れる1976年6月4日のマンチェスターで行われた
セックス・ピストルズのライヴ。ライヴの観客は42人、
その中には後にシンプリー・レッドを結成するミック・ハックネル、
後にジョイ・ディヴィジョンとなるワルシャワのメンバー、
後にバズ・コックスのメンバーとなるハワード・ディヴォード、
後にザ・スミスのメンバーとなるモリッシー、
ニュース・キャスターであり後にファクトリー・レコードを創設する
トニー・ウィルソンがいた。

物語はウィルソンと4人の若者によるサクセス・ストーリー。
俳優のアラン・イラズマス、マネージャーのロブ・グレイトン、
プロデュ−サーのマーティン・ハネット、
そして後にニュー・オーダーなどファクトリー所属アーティストの
アルバムジャケットなどを手掛けるようになるピーター・サヴィル。
そしてウィルソンが創設したファクトリー・レコードから生まれた音楽、
そのファクトリーが手掛けた大型クラブ「ハシエンダ」が
ひとつのムーヴメント、時代、伝説を築き上げていくが、
栄華はずっと続かないものだった…



UKロック好きにはたまらない内容ですね。
今のクラブカルチャー、
テクノやトランス、ハウス、エレクトロ、ブレイクビーツ
色々細分化してますが、その多くのルーツはココ。
よくいわれるのが、クラブミュージックのルーツは
New Orderだと言われる。
そのNew Orderの前身バンドはJoy Division。
そのJoy Divisionは、この映画の舞台である
「ハシエンダ」に出演していた。

ドラッグ、セックス、金、名誉など
享楽的な時間・空間だが、
その中からたくさんのカルチャーやムーブメントが生まれる。
70年代後半までってすごく刺激的でおもしろい時代だったんだろうなぁって
思うなぁ。
今のクラブカルチャーがどうこう言ったって、
こいつが本物のクラブ・ダンスカルチャーだぞ!って思うっす。


全体的に疑似ドキュメンタリー風になっている箇所もあったりして、
結構、ユーモアある感じでまとめてます。
それも英国風毒のユーモアね。

ジョイディヴィジョン、ニューオーダー、セックスピストルズ、
ハッピーマンデーズなど当時のUKバンドが好きな方には、もう
たまらない歴史の記録。
でも、同時に若者達の青春のドラマとも言えるし、
カルチャーと、青春がうまく絡み合って進むストーリーが秀逸です。

ただおもしろいのが、アメリカの青春ドラマと違って、
暑苦しい感じじゃなくて、なんだかシニカルなのが英国風?



ちまみにマイケル・ウィンターボトム。
本当に作風が統一されてない…
色々なものを作り分けてきますねぇ。





サントラもおすすめよ。




posted by 107gou at 12:47| クアラルンプール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月09日

【書評レビュー】マドンナ 〜40歳も、中学生も、男は一緒〜

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さて、しつこく奥田英朗プッシュ(笑)。
これもすごーーーーくおもしろかったので、紹介。
買ってきて、その日のうちに一気に読んでしまった。


この本も、40歳前後のお父さん達が主人公の短編が
いくつか入っている。

舞台はいずれも会社。
入社から20年近くたち、結婚して家族もいて、
中間管理職になり、人生の折り返し地点を迎える中で、
当然、いろんな事が起きる。
そんな時の、おじさん達の「いい年して惑う」姿をユーモアたっぷりに描いている。


異動してきた25歳の独身女子社員へやるせない恋や、
総務部に異動したエリート営業マンの伝統の悪習との闘いや、
ヨーロッパ帰りの女性部長のイマドキな風習への軋轢、
長男が大学に行かずにダンサーになりたいと言い出したり、
ロハスにハマった妻とそのロハス仲間の、「やりすぎ」にイライラしたり…


ほんと、いいトシして落ち着かない…
自分はまだ40歳までだいぶ先だし、家庭も持っていない。
だから、40歳くらいの中間管理職のおじさんってどんな思いなのかは
わからない。
だけど、この本を読むと、上司や電車のおじさんに少し優しくなれるかもしれない。


個人的に一番おもしろかったのは、
やっぱりタイトルにもなっている
「25歳の女子社員にひそかな思いを寄せて悶々とする課長」の話である
「マドンナ」が一番おもしろかった。

別に40歳じゃなくても、会社勤めをしている人なら、
入社してきた若い女子社員に、こんなキモチを抱いて
ドキドキしたことはないだろうか?

たぶん「あ〜わかる!わかる!」の連続だと思う。

要はオトコなんていくつになっても変わらないんだねえってことですね〜。
これもめっちゃおもしろかったーよ。

香川照之とか、堤真一とか、渡部哲郎あたりを主演に
映画化してほしーなぁ。



真面目に生きれば生きるほど、あとで迷うんだね。

posted by 107gou at 14:49| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【書評レビュー】ララピポ 〜格差社会に、エロに…偉大なる下流小説〜

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さて、この本、レビューすんの忘れてた。
最近、猛烈に奥田英朗ブームです。

前にここで彼の著作「ガール」をちょろっと紹介したと思うのですが、
以来、本屋とかで文庫本を見つけては、ちょこちょこ買っています。
そしていずれもおもしろく、はずれがありません。

そんな奥田英朗氏の著作で、昨年、成宮寛貴主演、中島哲也脚本
という濃いメンツで映画化されたこの作品。
かなり強烈です。


6人の主人公がいるオムニバス形式になっていて、
すべてのストーリーが全部つながっています。

出てくる主人公は、
対人恐怖症のフリーライター、
AV・風俗専門のスカウトマン、
NOと言えないカラオケボックス店員、
デブ専裏DVD女優のテープリライター
人気の官能小説家
熟女モノAVに出始めた欲求不満な専業主婦

もうこれだけで濃い…
どいつもこいつもダメな人間の、ダメな生きざまが
次から次へと出てくる。

脇役もかなり終わっていて、
デブ女とヤる郵便局員達や、
言われるがままにAV女優になるデパート店員の女とか…
訪問販売の営業マンとか、
もう濃い人しか出てきません。

確かに中島哲也とかが映画化したら相当おもしろそうな
ストーリー。
なんだか「嫌われ松子の一生」に近いノリを感じる。

でも奥田英朗氏の本に共通しているんだけど、
こういう「下流底辺」を生きる人たちに対して、
それを蔑んで笑うんじゃなくて、
どこか温かい目線や、やさしい気持ちで見ているのがわかるのだ。
そしてちょっとユーモアあふれる描写が素敵。
ホントに、読みながらうっかり、クスって笑ってしまった。
とにかく滑稽なのだ。


ここに出てくる人たちって、本を読んでる自分たちから見れば
「向こう側の人達」だと思うんだけど、
ほんの少しだけ
「こっち側」と同じ人間なんだよ、って思わせてくれるシーンがある。
人間なんて一歩間違えば、どんな風にだって変わる。

幸せか、幸せじゃないかは関係なく、
日は昇り沈むを、繰り返すし、
人生は続く。

格差社会という言葉が生まれた現代だからこそ、
こういう文学って増えるのかもしれない。
すごく生々しい。
だからこそ、こういう風に笑わないと、やってられない。


これだけ濃いストーリーを、奇抜なものに流れず
うまーくそれぞれのストーリーをつなげたなぁ〜って感心。

それぞれのストーリーが自然につながる様は、かなり必読です。





電車の中とかで読むのはオススメしません
posted by 107gou at 14:37| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月07日

【コネタ】六本木ヒルズになった街 〜東京の記憶〜


コネタコーナーはかなり久しぶり。
hf氏のブログを見ていて、たまたま発見したのでpost。

このサイトが意外とおもしろい

東京・昭和の記憶


なんか東京のあちこち、
同じ場所は、昭和時代はどうだったかを
写真で比較する。

へぇ〜って感じ。

この写真、どこだかわかります?

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答えはこちら



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ヒルズです。
けやき坂のルイヴィトンのところですね…


へぇぇ〜



渋谷とか原宿も、ここ10年だけでも
相当様変わりしたしね。

編集長は小学校の頃から
渋谷へ遊びに行っていたので
今のスクランブル交差点のQフロントのところに
小さな映画館があったことや、
今よりもこじゃれた店があったスペイン坂など
昔の渋谷を、覚えていますよ。
(なんだかおじさんになったみたいで嫌だけど)

他の街に比べて、東京というのは
どんどん変化していく。
まぁそうやって、育ってきた街なんでしょうが、
失われていく風景に哀愁を感じつつも、
それが東京らしいんだろうなーとも思ってみたりー。

posted by 107gou at 16:11| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | コネタ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月06日

【1日1%メモ】真のプロフェッショナルの条件10コ 

うん、確かにぃと思ったので、メモメモ。

〜プロフェッショナルとは〜

#1:顧客の満足を第一に考える
#2:誰にも負けない専門知識を身に付けるようにする
#3:期待以上の働きをする
#4:口にしたことは実行し、できることのみを口にする
#5:効果的なコミュニケーションを行う
#6:優れた指針に従う
#7:自身ではなく同僚を称賛する
#8:知識を共有する
#9:感謝の意を表す
#10:笑顔を絶やさず、常に前向きな態度で臨む


だそうです。うーん日々、色々ふりかえって考えてみたいものです。
個人的には
これに
「常に能動的に考え、当事者意識を持つ」が
プロフェッショナルな人と、そうじゃない人の違いかなぁと思っております。


それぞれの条件について詳しく知りたい方は
下記リンクへどうぞ。

真のプロフェッショナルとは--胸に刻むべき10の心得(CNET Japan)
posted by 107gou at 17:31| クアラルンプール ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 1日1%メモ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月03日

【書評レビュー】AR三兄弟の企画書 〜うっかり読んでしまった〜

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さて、いきなりですが、最近話題のAR三兄弟って、
ご存知ですか?
っつーか、ARってご存知ですか?

AR= Augmented Reality
拡張現実と日本語ではいいます。
うーん、なんのことやら。

現実の世界に、デジタル技術で何か情報を加えたりすること。
なんら難しくはない。

よく例えに出されるのが
ドラゴンボールのスカウター。
現実に目の前にいる敵を、スカウターを通じてみると
戦闘能力が表示される。

あとスターウォーズとかのSFで出てくる3Dホログラムで出てくるやつ

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こんなのも現実の世界にデジタルで何か表示させている意味で
ARです。
まぁこんなことが最近、少しずつ現実のものになっています。

と前置きが長くなりましたが、そんなARの世界で
人気なのがこのAR三兄弟。
YouTubeなどでその「実験」をいっぱい流しています。





そのAR三兄弟の”長男”の初めての著作というわけで、
今までの仕事などの紹介などを通じて、おもしろく色々ARの可能性に
ついて紹介してくれる本です。

ゆるーいノリと語り口に、ちょっとオタクっぽい感じが、
最近、よく聞く言葉のわりに、ARってなんだろう?って人には
結構理解が進むし、あんまり難しく考えなくても
おもしろいことができるんだね!って思える、という意味では
とっかかりに良い本だと思いますが、
もっとARについて知りたい!とかなってくると
食い足りない部分はあるかもしれませんね。

ただ、この手のよくある本と違い、普通に笑える感じで、
なんとなく、みうらじゅんのノリに近いものがありますねぇ。
サブカル的というか。
とりあえず、ARってどんなのだろーって知りたい人には
もってこいのオススメ本です。
※良かったら下のamazonをクリックして買ってね(笑)
(最近。ARについての本は、技術的なことばかりが先立って、
知らない人には、わかりづらいものが多かったので)


ただ最後のほうのチャプターの
「思いついたアイデアの羅列」のくだりは、いらっとしました(笑)。




表紙も未来都市トーキョーっぽいね。



posted by 107gou at 18:55| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月01日

【映画レビュー】マイレージ、マイライフ 〜人生はしがらみだらけー〜

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さーて、この映画。
「サンキュー・スモーキング」「ジュノ」など
ちょっとヒネったユーモアと、ヒューマンな語り口で
今、一番旬?、注目?の監督ジェイソン・ライトマンの新作です。

そして、「世界一セクシーな男」とされているジョージ・クルーニー主演。

3月にドバイへ行った時、
エミレーツの機内で見損ねちゃって、
今見てます…


ストーリーは、

年間322日も出張するライアン・ビンガムの仕事は
企業のリストラ対象者に解雇を通告すること、
つまりプロの""リストラ宣告人""。
「バックパックに入らない人生の荷物は背負わない」を
モットーとする彼は、夢の1000万マイル達成をすぐ目前にし、
しがらみから自由な生き方を楽しんでいた。
そんなライアンに二つの出会いが訪れる。
一人目は彼と同じく出張族のアレックス。
気軽な大人の関係とお互い割り切って情事が始まる。
もうひとつの出会いは新入社員のナタリー。
ネット上で解雇通告を行い、
出張を廃止するという合理化案を会社に提出しており、
ライアンの立場と1000万マイルの達成を危うくする存在だった。
異なる年代の二人の女性との出会いをきっかけに、
人を""切る""ことで生きてきた男が""つながり""の
大切さに気づいていく・・・





いやーまたまたこれは大人のための良い映画ですね。
30代、40代と、人生の節目に立つ人達にはぜひ見てほしい映画です。

ジョージ・クルーニー演じるライアンは、
マイレージのおかげでいつもファーストクラス、いいスーツ、
一流ホテル、たまに遊んで、仕事も順調。

でも、家族づき合いを避け、意外と友達もそばにいない。

彼は「人生の荷物は背負わない」といい、”しがらみ”のない
身軽な生き方をしている。

その生き方を支えるのが、
出張が多く、マイレージがたまる生活。

でも、出張がなくなろうという合理化案を前に、
彼の人生は逆流し始める。


この監督の作品に共通するんだけど、
全体的におしつけがましくない。
派手すぎる過剰な演出もないし、ギミックもない。
わりと淡々としているんだけど、退屈しない。

良いストーリー展開と、素敵な演技と、
シンプルだけどしっかりした絵作りで魅せる。

この感触って、「マグノリア」とかの
ポール・トーマス・アンダーソンに似ている気がするけど、
まったく違う。
「普通のことを普通にちゃんと伝えられているなぁ」という点で
かなり高評価です。
(余談ですが、ジェイソン・ライトマン監督は、
映画のオープニング部分かなり凝ってます。
ジュノといい、この映画といい…注目です)


そんなシンプルな映画なので、色々解釈できそうで、
もうちょっと大人になって見たら、また違う味わいがあるのかなぁ
なんて思うので、言いきり型のレビューがなんとなく書けないんですが、
今の自分にとっての感想は、
人生って、色んな人とつながっていて、
つながりが多ければ多いほど、めんどくさいことも多いと思うんですよ。
人付き合いとか、もめごととか、頼みごとに巻き込まれることも多いだろうし。
それを「しがらみ」といって嫌がる人もいる。
この映画における主人公のライアンは
それを「バックパックにつめすぎた荷物」と呼ぶ。

でも結局、人間って、そのバックパックに入りきれないくらいの
荷物を詰め込んで生きているし、一生の中でどれくらい詰め込んで、
これたかって生き方もきっとあるんだろなぁって。

「しがらみ」ってめんどくさいけど、結局それが財産だったりするんだなって。
自由に生きてそうな、恋人?のアレックスも実はいろんな「しがらみ」を
持って生きていたりするし(映画内を参照ね)。

人生の流れが自分の予想と違う方向に流れたときに、
人はきっと「しがらみ」に餓えるんだと思う。


久しぶりのジョージ・クルーニーですがやっぱ渋いねぇ。
たぶんこの人、実際に見たら超かっこいいんだと思う。
あと新入社員のナタリー役のアナ・ケンドリック。
どっかで見たことあるなぁ〜ってずーっと思ってたら
「トワイライト」にも出てたのねぇ。
なんか田舎っぽい?(失礼)感じに見えたんだけど、
いまやブレイクして、写真見るたびにゴージャスに
変わっております(ハリウッド恐るべし)




でもマイレージは貯めたいよね



posted by 107gou at 13:31| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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