2012年06月30日

【映画レビュー】残骸レビューまとめ 〜龍がごとく、ホワイトアウト、シュリ 他〜



はいこんばんわ。
中途半端に前の映画をレビューするのも気が引けるので、
またまとめます。


一気に行きます。

●龍がごとく




「ゲームの世界観が破綻してる」とか、
メチャクチャ評判の悪かった映画ですね。
三池監督の黒歴史になるか、と思って、わくわくしながら見たのですが、
意外に普通でした。というか、ゲームをやってなかったので、
「そんなもんかー」って感じで。

確かに、意味不明なストーリー展開も多いですが、
映像世界や、ぶっ飛んでる岸谷五朗とか楽しむだけで良くね?みたいな。
個人的に塩谷瞬と紗栄子がクズカップルで出演が胸熱でしたw


●新仁義なき戦い 謀殺


特に理由はないんですが、渡辺謙のブチ切れぶりが必見です。
最近だと、知的で落ち着いた役柄が多かったので、こんな謙さん見るとびっくり。
IWGPのコミカルな役もそうですが、実は結構器用な人ですよね。。
高橋克典が最強に残念な点については、コメントしません。


●リング 0 バースデー



※もう一個の映画の予告編もくっついてます。

うーん予告編見るとめっさ怖い。。。でも、これはホラーって感じじゃなかったです。
貞子がどうして、貞子になってしまったのか…という過去の悲劇にさかのぼった
哀しい話。貞子役を仲間由紀恵が演じており、これがまたせつない。
これはこれでアリな気がします。
映像の質感や、登場人物の衣装や髪型なども、昭和の時代にきちんと
合わせていて、監督の丁寧な仕事ぶりに好感。


●ホワイトアウト




素材としては、おもしろいけど、いかんせんストーリーがちょっと…
どんでん返し、驚きの結末ということですが、
正直、読めたのは私が映画マニアだからですかねー。
とりあえず、相変わらずクールに美しいケイト・ベッキンゼールは雪とかぴったりだよね。
ってことでOK?


●不夜城




10年前に台湾人の友達と見たんですが、上海に行ったついでに、
久しぶりに見てみた。やっぱりベストセラーだけあって、ストーリーはよくできていて、
歌舞伎町の表層だけを切り取った「龍が如く 劇場版」に比べると、
もっと深い部分を突いた「大人」な味のある映画だなと。
だから逆に、もっとディープに描いてほしかったなー。
それこそ主役は金城武じゃなかったんじゃないか?とかさ。
北野武の「アウトレイジ」や、ジョニートーの「エグザイル」のように。
それにしても椎名桔平はこういう役やらせると、ハマりすぎて、ヤバいですね。


●バンクジョブ





やたら出てるジェイソン・ステイサム。
トランスポーターのコピーみたいな作品ばっか出てますね。
確かに、「トレインスポッティング」みたいにテンポもよくて、
「オーシャンズ11」みたいにかっこよさげで、
って感じなんだけど、
結局何がしたかったんだっけ?って
イマイチ焦点がしぼれてない映画になっちまったのが残念。
確かに実話と考えたら大事件だけど、
英国史上、最大のスキャンダルがこの程度じゃ、
見てる側はあんまりテンションあがらないよなー。

●シュリ




わー、オールドボーイのおじさんが敵役で出てる!!!とか、そこ重要じゃないね(汗)
たぶん、韓国映画で大ヒットの先駆けですね。
確かにおもしろかったし、ハリウッド以外でこのスケールは素晴らしいと思う。
ネタ的には、そんなに斬新じゃない。
でも「ロミオとジュリエット」的な普遍的ストーリーに、
「南北朝鮮分断の悲劇」を重ね合わせたのは大成功。
ここでも「普遍的ストーリーを下敷きに、スパイスを入れる」
というヒットの法則が発動してますね。
確かにリアルタイムで映画館で見たら泣けるかも。

映画としては正統派なつくりだと思う。


posted by 107gou at 23:18| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月24日

【映画レビュー】それでも恋するバルセロナ 〜それでも得するバルデムさん(が無双な件について)〜

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ほい。たまにはこういう映画も見ます。
って最近、こういうのレビューに増えてるな…
(トキメキが不足しているのか?)


“超濃ラテン男”ハビエル・バルデムが、
スカーレット・ヨハンソン、ペネロペ、レベッカホールと3人の美女に囲まれる
見ている方からすると「誰得」としか言いようのない素敵なラブストーリーです(棒)

ストーリーは、
ヴィッキーとクリスティーナは親友同士。ヴィッキーは慎重派で、堅実な彼と婚約中。一方のクリスティーナは恋愛体質な情熱家。2人はアメリカを離れ、ひと夏をバルセロナで過ごすことに。ある日、2人はセクシーな画家、フアン・アントニオと出会う。クリスティーナが一目で恋に落ちる一方で、
ヴィッキーも少しずつ、戸惑いながらも彼に惹かれていく―。ヴィッキーの悩みとは裏腹に、順調につき合いだしたクリスティーナとフアン・アントニオ。そこにフアン・アントニオの元妻、美しく、激しいマリア・エレーナまで現れて…。惹かれあう4人の関係は予想不可能な怒涛の展開へ。





はっきり言って、舞台がバルセロナという街じゃなかったら、
意味不明ムービーです(笑)。

だって、バルセロナってアートの街だしぃ〜
だって、バルセロナってやっぱりラテンの国だしぃ〜
だって、バルセロナって開放的な太陽の街だしぃ〜。

お前ら、好き勝手やりすぎだぞ!このリア充が!って
極東の島国のアジア人男子からすると思ってしまうww

ハビエル・バルデムが無双すぎる。。。
ハチャメチャに見えるけど、なんか理屈が通ってて、
バルデム良い奴みたいに見えるのが、また腹立たしい…笑

よくよく考えるとメチャクチャやないかと…。
それもやっぱりバルセロナ?

とにかくツッコミどころ満載なのですが、バルセロナの街の美しさにやられて、
勢い良く許してしまう危険なムービーです。
逆に言うと、スペイン旅行を検討されている世の夢見る女子は、
旅行前に見てみてはいかがでしょうか?
きっとバルデム無双を体験できるはず(違)。

この映画を「素敵なラブストーリーね」なんて喜んでみる女子を
俺はゼッタイに信用しない!(誰?)


個人的には、ペネロペのムダフェロモンの凄さにやられて、
スカジョがいつになく元気なかったのが残念です。

非常に相性の悪いフェロモンの2人な感じがしますが、
スペイン人のペネロペのほうがホームということで、しょうがないかなと。
っていうか、ペネロペはハリウッド映画出てるとつまんないくせに、
セリフがスペイン語の時になると急に本領発揮するから、
非常にタチの悪い女優だなと思いました…(笑)。
(同じ傾向が金城武にもあり)

とにかく映画ファンにはマニアックに楽しめる映画でもありますので、
一見の価値はあるかと。(結局、楽しんでんジャン)




良い子はバルデムの真似はしてはいけません。ダメゼッタイ。


posted by 107gou at 23:51| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】冷たい雨に打て、約束の銃弾を 〜チーム・インファナルアフェア集合〜

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香港ノワールと呼ばれるジャンルがあります。
インファナルアフェアとか代表的ですが、私は結構このジャンルが好きでよく見ております。
そんな中、ひとアタマ抜けてるのがこのジョニー・トー監督。
「エグザイル/絆」などを大ヒットさせてますね。
今回はマカオも舞台にして、なかなかアイデア豊かな一作を送り出してくれてます。


ストーリーは、
かつては腕利きの殺し屋だったが、現在はレストランのオーナーとして市井を生きる男、コステロ。
彼は過去に頭に受けた銃弾が元で、徐々に記憶を失いつつあった。
そんな折、マカオで暮らす最愛の娘とその家族が何者かに惨殺されたことを知らされ、彼は犯人を探すべく総てを投げ打って単身マカオへ乗りこむ。
異国の地では犯人の正体を掴む術もなかったが、運命的に出会った3人の凄腕ヒットマン共に娘家族の仇を討とうとするが、復讐を誓った記憶さえも徐々に失い始める・・・





とにかくオトコ達がカッコいい。
いや格好良すぎて、不自然(笑)。

記憶を失いつつあるフランス人のコステロが、
放り投げられたパスタの皿を撃ち落とすシーンとかもはや笑ってしまう。

この映画を見て、なんとなく連想したのが、三銃士。
コステロがダルタニアン。
3人のヒットマンは三銃士。

記憶を失いつつある主人公の復讐というアイデアに目がいきがちだけど、
実は、三銃士のように古典的な物語を連想させるというところが、
普遍性というか、この物語を誰もがおもしろく感じやすくさせる要因なんじゃないでしょうかね。
やっぱ、こういうちょっとハードボイルドなオトコの友情や、
主人公とそれを支える、3人という構図はウケやすいよね。

つまり、どんなに奇抜なアイデアがあっても、
どこか、古典的というか普遍性あるストーリーがあるとおもしろくなりやすい。
奇抜なだけだと理解に苦しむから。


無駄なセリフがないところなどが、とても良いですね。
それにしても、香港映画は本当に同じ人ばかり出てる(笑)。
三銃士のリーダー格を演じるアンソニー・ウォンも、
ラム・シュもホントよく見る。
他にも「インファナルアフェア」組が大勢出てきます。

さすがにみんなメッチャかっこいいんだけど、それだけに
この辺の層の薄さは、香港映画ファンとしては、
今後気になるとこでありますなぁー。
(女優も、中国本土に比べて、国際派が減ってきているような…)

まぁ台湾にはイキのいい若手もいるから、連れて来れるだろうし
いざとなれば、金城武とかに頼るって手もあるますが。。



マカオも行ってみたくなったー。
posted by 107gou at 23:32| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月20日

【映画レビュー】nude 〜AV女優になるのに言い訳なんていらない〜


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もうハンパなくたまってるレビュー。
微妙な映画はまとめレビューにしようと思います。
で、この映画も迷ったんですが、非常に印象的な部分もあったんで
単独レビューで☆

AV女優のみひろ。
もう引退して、タレントに転身。
と言っても、女性の方はピンとこないかもしれません。
「誰?」みたいな。
でも男性はほとんど知ってるのではないでしょうか(笑)?

そんな、みひろが自伝的な小説を書いて、
それが映画化されたってやつ。

新潟から上京した山瀬ひろみは、芸能事務所にスカウトされたことをきっかけに、芸名「みひろ」としてヌードモデルの道を進むことになった。仕事も軌道に乗って来た中、同棲相手の広田英介にはグラビア雑誌での掲載が見つかり故郷の親友の河井さやかにもヌード写真を知られ段々孤立していく。Vシネマの仕事も増える中、プロデューサーからAV出演を持ちかけられる。AV出演を独りで決めるもそれは更なる試練の始まりであった。





なんか飯島愛の「プラトニック・セックス」を連想させるストーリーですが、
正直言うと、似てます。
まぁAV女優のストーリーなんて、似たようなものなのかもしれません。

でも、それでも強く揺さぶられるのは、
普通の女の子が、何かを犠牲にして、決断をして、
今を必死に生きている姿に、誰もが思うところがあるからかもしれませんね。

まぁ「プラトニック・セックス」の映画版を見て、
結構、地味に感動しちゃったクチの私としては、
この映画もそれなりにぐっとくる部分はあったわけで。
世代的にAV女優の飯島愛は知らないけど、
みひろは普通に知ってるので、その裏のストーリーはやっぱり
体感値のリアルさが違うよね。

人当たりは優しいのに、
徐々にAVに追い込んで行く冷たいマネージャーの描写とか
みひろの意志がありそうで、恐ろしさすら感じる。

なんか、映画自体がきれいめで、照明とか明るい作りだったり、
AVの撮影のシーンとかも、ごまかしてるとことか
正直、気に食わないんですが、まぁ邦画の限界?ということで許します。

個人的には、みひろ本人もこの映画に出るという
気迫みたいなものが、こぎれいにまとまった映画からも
感じられて、改めて、この女の子はかわいい顔して、
相当、ごつい人間だなーと感心しちゃう。
(もう日本人離れしてる)


ってか、映画ファン的に気になるのが、
「プラトニック・セックス」の主演の加賀美早紀も、
今作の主演を演じた渡辺奈緒子も
とても美人さんで、気迫のこもった演技が好感ですが、
どちらも早々に引退しちゃってるところ。

やっぱり、スキャンダラスなデビューは、
その後のキャリア形成も難しく、
本人達に相当な負担を強いてるのかなぁ…
とか思っちゃう。

その辺、みんな大好きな吉高パイセンは「蛇とピアス」も
なんのそのの大活躍でゴイスーであります。


志村けんさん…



posted by 107gou at 23:40| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月04日

【映画レビュー】さらば、わが愛/覇王別姫 〜圧倒的な美。見なかったら絶対損する〜

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さて、これはもう大名作ですよね。
惜しくも自ら命を絶った香港屈指のスター、レスリーチャン主演。
監督はチェンカイコー。

まずはストーリーを

1930年代の中国・北京。娼婦の私生児である小豆子は、半ば捨てられるように京劇俳優養成所に預けられる。娼婦の子といじめられる小豆子をことあるごとに助けてくれたのは、先輩の石頭。やがて小豆子は、石頭に同性愛的な思慕を抱くようになる。
成長した2人は、それぞれ程蝶衣(小豆子)と段小楼ドァン・シャオロー(石頭)という芸名を名乗り、『覇王別姫』 で共演しトップスターになる。蝶衣は少年時代と変わらず小樓を想っていたが、日中戦争が激化し始めた頃、小楼は娼婦の菊仙と結婚。深く傷ついた蝶衣は同性愛者である京劇界の重鎮・袁四爺の庇護を求め、小楼との共演を拒絶する。
再び時代は変わり、1960年代。中国全土に文化大革命の嵐が吹き荒れる。京劇は堕落の象徴として禁止され、俳優である蝶衣と小楼も世間から虐げられるようになり、蝶衣、小楼、菊仙の3人は、精神的に極限まで追い詰められる。彼らの互いへの愛憎と裏切りの連鎖の果てには、大きな悲劇が待ち受けていた。






正直、申しますと、
京劇の伝統的な派手な感じと、
ゲイ的な世界にどうも入り込みづらいものを感じて、ずっと敬遠してたんですよね。
でも、見てみたら、びっくり。
圧巻すぎて、引き込まれた。。。


もし中国の伝統芸能の雰囲気や、同性愛のイメージで、
この映画を避けてるとしたら、絶対にもったいない!
それくらい衝撃的な映画でした。


いくつか見所やおもしろい所は多いんですが、
単純に演技を含めた、映像の美しさは目を見張ります。
華麗で、それでいながら退廃的な悲しく、耽美的。

伝統という時代を超えた美しい世界にいながら、
20世紀の時代に翻弄されてしまう二人(+1人)。

主役の2人もすばらしいのですが、妻役のコンリーもヤバい。
高級娼婦から、二人と共に運命を共にするまでの
心境の変化がすばらしい。
この映画は人間描写のお手本ですね。

おもしろいのが、進駐してきた日本軍は、
京劇を賞賛し、大変な敬意を払っていたのに対し、
中国人はむしろ迫害したりする。
文化大革命に対する、監督のもの凄い怒りや嫌悪感を感じる。
(確か、チェンカイコーも若かりし頃、文革の迫害側だったはず)

そして、この映画のレスリーチャンは、映画が生んだ奇跡ですよ。
壮絶な美しさです。

色んな映画を見て、色んな主人公やヒロインを見てきたけど、
こんなに妖艶で美しく、悲しい。全ての感情を込めて壮絶な美しさを放っている
キャラクターは見たことが無い。
いや本気でヤバい。ちょっと普通じゃない。
もはや美しすぎて狂気というか、こんな凄いキャラクターは滅多に見れないから、
それだけでも価値がある。
アカデミー賞10個分くらい。

なんか、歴史的背景も深く考えさせられるし、
伝統と現代の相反する衝突もドラマティック。
ある種のラブストーリーとしても涙を流さずにはいられない。
そして、人間のドラマでもある。
美しすぎて、そして痛すぎる。
多くの人がこの映画を見た後、その圧倒的な存在感に呆然としちゃうと思う。

映画にしかこの感動は生み出せない。
そんな最高の映画の一つですね。間違いなく。
今更ですが、絶賛…


コンリーは器用だよね…
posted by 107gou at 23:55| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】ソラニン 〜もう遠くなっちゃった青春ってやつ〜


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たまには邦画も見るよ。
公開時には、結構、評判だったソラニン。
たまーにこういう「等身大」系の青春映画見たくなるのよね。
妻夫木とか出てそうなやつ。
で、さっそく見てみた。

ストーリーは、
出会った頃のあたしたちは、心細くて不安もあったけど、いつもどこかでわくわくしてた。
とにかくあの頃の空は、なんだかすっごく広かったんだ―――

自由を求めて会社を辞めた芽衣子と、フリーターをしながらバンドを続ける種田。未来に確信が持てず、寄り添いながら東京の片隅で暮らす二人。
だが、芽衣子の一言で、種田はあきらめかけた想いを繋ぐ。
種田はバンド“ロッチ”の仲間たちと新曲「ソラニン」を完成させレコード会社に持ち込むが、反応のないまま日々は過ぎていく。
そんなある日、種田がバイクで事故にあってしまう。遺された芽衣子は―――。





なんだろねー、このわかりきってる感じなのに、
逆らえない、胸アツ感…

正直、ストーリーは、展開は全部読めるし、
ベタですよ。
こんな若者、東京にゴロゴロいるだろうし。
でも、なんだか胸が熱くなるんですよねー。

好きな人、最高の仲間、音楽、バイト…
おいちゃんもそんな時代あったんやでぇ〜って
誰に言ってんだっつー話ですが。

青春映画って、ベタで良いんだと思った。
大切なのは、まさに「青春」を過ごす若者の空気感と
マッチするか?それだけな気がする。

空気感ってすごい難しいんだけど、
セリフや映像や、キャスティングや音楽など
ちょっとしたセンスの世界。

そういう意味では、この映画の造りは非常に正解な気がする。
決して美化してないし、大げさな感じでもない。
実に等身大で、「あーこんな若い子っているよね」
ってフムフムしちゃう描き方は正解。

まぁあえて言うなら、宮崎あおいが可愛すぎて、反則ってとこぐらいでしょうか(笑)。
※私、宮崎あおいはあまりタイプではないのですが、それでもカワイイと思った。

あと思ったんだけど、こういう空気感って東京だけなのかな?
大阪人にも聴いてみたいところです。


実は伊藤歩のきれいなお姉さんぶりの方に胸アツだったのは内緒。
posted by 107gou at 23:29| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月03日

最近のヘヴィロテ 〜「誰アンタ?」な人の曲がアツい〜

さてと、また最近のヘヴィロテです。
海外行ってて、新譜を調達できなかったので
ショートバージョンでお送りします。


●Stay Away(live) / Charli XcX


最近、私が一番期待している新人がこの人。
まだwikiすらないので、何者かよくわからないのですが、
かなりイイ。
歌もうまいし、ルックスもいい。
ゴス&ニューウェイブな感じは、
ファッション業界とも相性が良さそう。
このビデオのgarbageみたいなのもいい。


●Nuclear Season / Charli XcX


お気に入りなんで、もう一曲紹介してもいいっすか。
こちらは新曲。
Depeche Mode?と思う曲に、
ビデオ見ると、80年代末〜90年代の香りすらしますね。
センスがやばいー。はぁ、かっこいい。
garbageのシャーリーマンソンの再来なるか。
(ちなみにこの曲、charli xcxのサイトから、フリーで手に入るよー)

●Swim Good / Frank Ocean


すいません、ちょっとだけ前の曲なのですが、あまりにも気に入ったので、
ヘヴィロテ中。
Odd FutureのメンバーであるFrank Ocean。
Novacaneはわりと前から聴いてたけど、これはスルーしてた。
フリーダウンロードできるミックステープアルバムも超良い。
レニクラをちょっと想像させるんだけどね。
すごい才能だと思う。

●Want My Blood / The Kickdrums


なんかKid Cudiなんかのプロデュースもしている白人コンビ。
この曲、やたらかっこよくないすか?

●The Full Retard / El-P


元Company FlowのEl-Pの新曲。
これはB-BOYならガチあがりでしょう。
決して、新しいスタイルではないけど、ノイズ感ばりばりな感じが
超かっこいい。ストリートだね。

●Bad Girl / M.I.A.


スーパーボウルショーでの中指立ても素敵なM.I.A.姐さんの新曲。
Azalea Banksとかフィーチャリングした男前(?)な一曲。
かっこいいねーーー!もうアメリカファックな感じで行っちゃってください。


●Club Rocker / INNA


クラブミュージックチャートを席巻しまくっている、ルーマニアの美人シンガー。
ってか、前から曲は出ていて、オイラはチェックして結構気に入って聴いてたんですが、
まさか今頃、こんなにブレイクし始めるとは…
結構、トラックの音のセンスが良くて、他の曲もわりと捨て曲がないのがポイント。
アメリカでもウケそうね。


●Get Back ASAP / Alexandra Stan


こちらもルーマニアの美人歌姫。
前に紹介しましたが、こちらもまた謎のブレイク。
声がかわいくて良い。だけど、長持ちするかな〜というのは不明。
INNAのほうが長生きしそう。
でもかわいい。そんだけ。

●Fantastic Baby / BIG BANG


出たK-POPとか言うなw
BIG BANGの新曲はなかなかかっこいい。
ホント、感心するよ。日本も見習え。


こうやって並べてると意識しないいうちに
次の10年の音って見えてきそうだね。



posted by 107gou at 12:32| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | RADIO107号室(音楽紹介しながらラジオ風にブログする) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】オールドボーイ 〜これが本当のバイオレンス〜

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かなり有名な映画ですね。実は前に見たのですが、わけあって、ちゃんと見れなかったので、
改めてじっくり見ようと。
(私、映画見てる時、かなりじっくり見る派なので)
2004年カンヌ映画祭で、グランプリを受賞し、タランティーノが絶賛。
今、ハリウッドリメイクも噂されている一作ですね。

ではストーリーを
酒好きで騷ぐのが好きなオ・デス。
妻と幼い娘を持った極めて平凡なサラリーマンだ。
ある日、酒に酔って家に帰る途中で誰かに拉致され、私設監禁部屋に閉じこめられてしまう。
安物のホテルに監禁され、15年間、テレビを見て、いつも同じ餃子を食べることしかできない日々が続く。
テレビでは、妻の殺害ニュースが流れ自分が指名手配されている。
しかし自殺することすらできない。
オデスは復讐のために、己を鍛え、事件を思い出して自叙伝を書き、脱出のために壁を掘る。
そしてついに脱出に成功する。
いったいなぜ監禁されたのか?そして何者なのか?
オデスの復讐劇は、とんでもない悲劇の始まりでもあった…




いやー今更ですが、これもヤバいとしか言いようが無いね。
人を殴ったり、殺したりするのはバイオレンスです。
でも、もっと衝撃的なバイオレンスってものが存在することを知らされる。
こんなに残酷な復讐ってあったか…

北野たけしとは違ったアプローチでのバイオレンス映画だと思う。
ただおもしろいのが、この映画もちょいちょいコミカルなところ。
このおじさんが、シリアスなんだけど、どこかおかしい。
そのユーモアがかえって、バイオレンスなんだよね。
カメラワークと映像センスが、MTVばりのセンスの良さなのも好印象。

個人的に、事件の真相はあまり好みじゃない、というかかなり普通な感じがしたけど、
その復讐劇はとても衝撃的でいい。

果たしてハリウッドはこれをどう料理するか。
人間描写より、ストーリーが普通におもしろいので、
ハリウッドリメイクには向いてそうな気がする。


銃とか使わないのね。
posted by 107gou at 12:03| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】殺人の追憶 〜未だ未解決。実際に起きた恐ろしい事件〜


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さてと、またまただいぶ、ブログさぼっちゃいました。。。
上海にわりと長い期間、行っていたので。

また再開します。
と、言ってもだいぶ前に見たこの映画。
韓国で実際に起きた「華城連続殺人事件」を題材にしたスリラーです。
監督は
「グエムル」「母なる証明」など話題作を飛ばすポン・ジュノ監督。
韓国映画界の若手エースですね。

ストーリーは、
1986年京畿道。見合いに出かけた若い女性が、無惨に強姦された死体で発見さ れる。

2ヶ月後、似た 手口の強姦殺人事件が相次いで発生。事件は世間の注目を浴び始め、一帯は<連続殺人>という縁のなかった犯罪の恐怖に包まれる。

事件発生地域に特別捜査本 部が設置され、ク・ヒボン班長を筆頭に、生え抜き刑事パク・トゥマンとチョ・ヨング、そしてソウル市 警から志願してきたソ・テユンが配置される。

顔を見ればその人間が悪い人なのかどうか六感が働くと信じるパク・トゥマンは、街のチン ピラを責めたてて自白を強要し、ソ・テユンは、事件書類を几帳面に検討し事件の糸口を辿るが、スタイルが違う二人は、初めからピリピリした神経戦を繰り広 げる。

容疑者が検挙され、事件の終焉かと思えたが、マスコミが駆せ参じた現場検証で容疑者が犯行事実を否認し、現場は血なまぐさい場所になり、ク班長は罷 免される。

捜査陣が茫然自失するほど、犯人は自分の痕跡を残さない。殺害したり束縛する時も、すべて被害者が着用したり使用した物品を利用する。甚だしき は、強姦殺人では必ず発見されそうな犯人の陰毛さえ、ただの一本も発見されない。ク班長の後任としてシン・ドンチョル班長が赴任し、捜査 は活気を帯び始める。





見終わった後、呆然としちゃうくらい、凄い映画でした。
題材もディープですが、何よりも人間の性みたいのを感じさせられたところ。

この映画、単なる猟奇殺人事件というショッキングさがポイントではなく、
その事件に翻弄される様々な描写がポイントです。

●その1:対照的な二人の刑事が変わっていく姿
地元の刑事とソウルから来た刑事。
前者は「犯人は、足で探すもの」ととにかく聞き込みしたりして、
すぐ「お前犯人だろ!」って決めつけて、
自白させたりしてテキトーに捜査している。わりとクラシックな刑事。
後者は証拠をちゃんと集め、ロジカルに犯人を見つけ出す。
同じ事件における対照的な二人だが、事件と犯人に翻弄されるうちに
二人に変化が訪れる。この変化がかなり見もの。
すばらしい人間描写です。


●その2:軍政時代の韓国社会の闇
時代背景も見もので、証拠もろくに揃ってない容疑者を拷問したり、
えん罪なんてなんのその。そんな刑事も悪人というより、どこか愛嬌すらある。
そこに、当時の韓国社会がいかに未発達で、恐ろしかったかという時代背景が描かれている。
そんな歪んだ社会の狭間にこんな事件が生まれたのではないだろうか?


●その3:真実はわからない。しかし確実に存在している、という余韻。
この事件、未解決で、犯人の「手の柔らかい男」はわからない。
しかし、ラストシーンはあまりにも余韻が残る。
下手に犯人がわかるより、ずっと深く、重たい。


とにかく伏線もすごいし、見る人に想像させるものも深い。
こういう映画って見てるとひたすら重くなりそうだが、
刑事のコミカルな雰囲気も交えて、重すぎず、軽すぎずの
テンポよく見ることができる。

これは相当レベルが高い映画だな…と。
人間描写の奥深さといい、良い映画のお手本です。



主役の刑事の人、韓国映画でよく見るね。

posted by 107gou at 11:47| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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