2013年02月11日

【映画レビュー】イザベラ 〜マカオの街並で、心暖かくなるスタイリッシュなムービー〜


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またまたアジア映画です。
香港映画はかなりたくさんみましたが、マカオというのは珍しいなーと。
ちょっとみてみました。

ストーリーは
1999年、中国返還を目前に控え、街の混乱、警官の横行がはびこるマカオ。
乱暴者で女好きの警官・馬振成は、ナンパで関係を持った女・張碧欣から、彼女がまだ未青年で
しかも自分の実の娘だと告白され、ビックリ…!!
その後2度と会わないつもりでいたのに、碧欣にしつこく付きまとわれ、困惑する振成。
よくよく話を聞くと、振成の元恋人で碧欣の母である張麗華が去年肺ガンで亡くなり
碧欣は天涯孤独になってしまった上
家賃の滞納で、大家からアパートを締め出されてしまったのだと言う。
振成は仕方無しに碧欣を自分の家に置いてやり
行方不明になった彼女の愛犬イザベラをも一緒に探してやる事にする。
母親のかつての名前“イザベラ”と名付けられたこの犬が消え、碧欣は失意のドン底なのだ。
振成と碧欣、共に暮らす内、ギコチなかったふたりの関係にも、徐々に不思議な絆が芽生えてくる。
ところが、楽しい日々に水をさすような出来事が…。


これはなかなかよかった。
ストーリー自体はベタなんですが、
主演の2人がめちゃくちゃいいし、センスがいい。

父親役のチャップマン・トーは、香港映画の常連で
わりとアホなチンピラとかの軽い脇役が多くて、それはそれで
なかなかしっかり脇を固めてくる実力者だなーと思ったけど、
この映画でも素晴らしい演技を見せてくれます。
ちゃらんぽらんしてたのに、娘との暮らしで変わってくる男の姿を
変にイケメンじゃないからこそ、リアルに感じられる。というか目がいい。

そして娘役のイザベラ・リョン。
というかスーパー超絶美人なんですがヤバくないか?
か細いのに、目つきがキリっとなっているところが
強がってるけど、本当は愛情を求めるツンデレな感じでまた役に合っている。
(この後、やっぱりハリウッド進出したらしい)

マカオという町はポルトガル領だっただけあって、ヨーロッパの街並を残しているらしいんですが、
まさにそんなおしゃれな感じに、一度行ってみたくなったよ。
だから、というわけではないんですが、
映画のストーリーや作り的には非常にヨーロッパの映画っぽいなーって思った。

ヨーロッパ映画好きで、アジア映画はちょっと…という方の入門編におすすめです。

あとインファナル・アフェアやエグザイルといった映画で
渋いかっこいい系を演じているアンソニー・ウォンがいい加減な仲間役で出てて、
これも香港映画ファンとしてはかなりツボ・
いつも何か食ってるし。



絶対ハーフでしょー。
posted by 107gou at 22:07| クアラルンプール ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【映画レビュー】西瓜 〜台湾キッチュポップ&ド変態(だけど歴代興行収入一位w)〜


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さてと、わりと世界中の映画を見漁っているのですが、
これもヤバい。
05年台湾興行収入第一位!
05年ベルリン国際映画祭 銀熊賞受賞!
とかとか。

まずはストーリーを
極限の水不足が続き、人々が西瓜ジュースでのどの渇きを癒している台湾の街。そんな中、久々にパリから帰国したシャンチーは、偶然にも昔路上で腕時計を買ったことがあるシャオカンと再会する。次第に惹かれ合う2人だったが、シャオカンには彼女に知られたくないある秘密があった。

※予告編が見つからず…すいまてん



うーん。難しいセンスですねー。
主人公がAV男優ということもあり、性描写は結構露骨ですし、
それもアジア的な生々しい感じでいくんで、好き嫌いは分かれそう。

いちいち突拍子もなくて、
一体なんで?って突っ込むところがたくさんある。
あとシーンの合間に謎のミュージカルシーンとか挿入されるし。

でも段々ラストにいくにつれて、思うのが、
えげつない描写のわりには、メインテーマは結構普通のほっこりした純愛ラブストーリーなんじゃないかと。
それがエロアホなエクストリームな描写にのっかってくるだけで、
そういう意味ではタランティーノ的でもあるし、かわいらしい映画なのではないだろうかと。

おそらく、この映画における西瓜というのは、
セックスのシンボルなのかなと思う。

AV男優のシャオカンは仕事柄セックスをして、そういうのにうんざりしていて、
酷暑で水不足になっている台湾で、代わりに流行っている西瓜ジュースがなんだか嫌い。
いっつも水を飲んでいるのは、西瓜ではないもので心の乾きも癒したいのかなーと。

でも、シャンチーは、たぶん退屈な毎日で欲求不満で
家で西瓜ジュースを飲んでいる。

そんな二人が惹かれ合っていくシーンとかは結構かわいらしい。
でも、そこはエクストリームな映画なので、二人の心の動きや距離を
どーしーよーもない感じで描く。

そして二人の距離が極限に近づく衝撃のラストシーンへ。
この映画のラストシーン。
結構たくさんの映画を見ている自分でも、いろんな意味でかなり衝撃だった(笑)。
というか相当ウケた(笑)。
そしてそれで映画をあっさり終わらせたところにもウケた(笑)。

全体的な表現としてアジアの汗臭い裏通り感あふれるキッチュでポップな感じ満載なので
アジア旅行とか好きな方はこの空気感を楽しめるかもしれません。
私的には私の大好きな映画「ドリアンドリアン」っぽくて好き。
(過去レビュー: 【映画レビュー】ドリアン ドリアン 〜強烈に匂うものほど、甘く美しいらしい〜


男優さんの無口でクールな演技と、ミュージカルシーンでの躁状態の演技のギャップが
半端なくて最高です。

ただ、描写は結構過激めなので、一緒に鑑賞する方を選んでご覧くださいませ。



西瓜ジュースってマズそうやな。
posted by 107gou at 21:49| クアラルンプール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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