さて、オイラがベストムービーの候補に常にあげる映画
「ディナーラッシュ」。はじめて見た時は傑作すぎて、びっくりしたものですが
今はブログでレビューもしてるし、久し振りに見たろ〜と思って冷静に見てみました。
ニューヨークのイタリアンレストランの裏側を描いた傑作です。
一応ストーリーを
ひそかに賭けの胴元を務めている「ジジーノ」のオーナー、ルイ。
マフィアに長年のビジネスの相棒が殺される事件が起きた後の、ある一晩の物語である。
ルイの息子でもある野心的シェフ長のウードは、
店を批評家にウケる料理を出すトレンドなレストランに変えてしまい、
伝統的なイタリア料理を求める父親と対立。
そのウードにはアシスタントのシェフ、ダンカンという仕事と恋のライバルがいるが、
彼は無類のギャンブル好きで借金の山に追われている。
そんな個性豊かな面々が集結し、今夜も繁盛する店に、
クィーンズ地区で幅をきかせるギャングのブラック&ブルーが乗り込んできた…。
やっぱ最高だった!
なんで最高かというと、冷静に見てみて、
じわじわ〜っとストーリーの後味が伝わってきたから。
うまい料理は、舌にのせた瞬間の味わいだけでなく
喉を通った後の後味も最高であるかのように。
この映画を最高たらしめてるのは2点あって、
まずカメラワークの素晴らしさ。
繁盛して賑わう店内に、戦場のような厨房、飛び交う会話と、運ばれる料理。
あれだけ動きまくるのに、まったくブレた感じのしないスタイリッシュなカメラワーク。
さすがですよ、あれ。
監督はもともとミュージックビデオとか出身だけある。
そして、次は人物描写の豊かさ。
これって、オイラの中で良い映画かどうかをわける決定的なポイントになるんだけど、
脇役であっても、主役であってもみんな個性的で、興味惹かれるキャラクター設定がなされているんです。
伝統的なイタリアンを求め、優しさと冷酷なまでのつよさを秘める父や
スタイリッシュさを追い求める野心家の息子シェフ
料理はピカイチなのに、ダメ男のダンカン
他にも、
スターシェフとダンカンの両方から言い寄られるウェイトレス
色々です。みんなひと癖ある。
LOSTのJ.J.エイブラムスも言っているけど、
例えゴジラが主役の映画であっても、映画を見ているのが
人間である以上、共感できるような人間の描写が優れていないと
良い映画にはならないと思う。
それのお手本みたいなキャラクター設定です。
あとはストーリーのひねり。
これがレストランのある一日…のみだと、
「プラダを着た悪魔」の腐ったレストランビジネス版
で終わると思うんですが、この映画は違う。
その裏に、父と息子の葛藤や、復讐劇や、クライムサスペンスな一面も
「隠し味」でピリっと効かせてある。
わかりやすさの裏に、大人の味が仕込んであるのがかっこいい。
もし女の子と映画を見るなら、こんな映画をしれっと選べる男が
かっこいいんだと思うなぁ〜。
誰が見ても、たぶん楽しく見られます。マジにおススメ



