2009年10月05日

【映画レビュー】恋に落ちる確率 〜リセットボタンじゃ、リセットできない〜


21QDC1J6C2L__SL500_AA192_.jpg


さーて、デンマーク映画です。
なんか最近、世界各国の映画を掘りまくってますね。
脱アメリカが著しいですが…


そんなことはともかく、
恋人達と過ごす現実の世界と、
同じ場所なのに、まったく彼らとの関係がリセットされて
別の女性と恋に落ちる…というまた違う世界。
このパラレルワールドが不思議なラブストーリー?的な映画です。



ストーリーは、

アイメは、小説家の夫アウグストに連れ添いコペンハーゲンに来ている。
だがふたりはすれ違いが多く、アイメは1人で街に出掛けてゆく。
そんな彼女と、カメラマンのアレックスが、駅のホームで視線を交わす。
彼は恋人のシモーネと待ち合わせしていたのだが、
衝動的にアイメの後を追いかけてしまう。
2人はたちまち恋に落ち、一夜を共にする。
翌朝、再会の約束をして帰宅したアレックスだが、
そんな彼の身に不可解な状況が襲いかかる。
シモーネや友人たちがアレックスの存在を知らないと言うのだ。
自分の周りをとりまく人間関係がすべてリセットされているのだ。
今までの日常を失ってしまったアレックスは、
せめてアイメだけは現実のものであって欲しいと願いながら、
アイメのもとへ向かい、恋人シモーネのいないパラレルワールドでの
恋人アイメとの恋を成し遂げようとするが…





うーん、良い映画でした〜!
ヨーロッパらしいステキ!って感じ。
見る人によって、解釈は分かれるんですが、
「え?何々?」って意味不明な不快感はなくて、
自分だったらどうするだろう?って思わせてくれるところが良い。


時々考えませんか?
今自分に恋人or好きな人がいたとして、
もしその関係がリセットされて、まったく知らない人として
出会ったら、同じように恋に落ちるか?

こういうのって縁とかもあるじゃないですか?
会うべき時に会ったからこそ恋に落ちた奇跡なんだけど、
でも、はたしてその「恋に落ちる確率」って100%ではないんだろうと思う。
だからこそステキなのかもしれないし。

それはともかく、主人公アレックスの
あの判断や迷いなどは非常に興味深かった。

この映画の原題「Reconstruction」(再生・再構築)
は、そういう意味なんだなーって。




で、結構見どころは多くて、
なぜか粒子の粗い映像と、
なのに愛しあってるシーンは美しい絵になってて、
舞台になってるコペンハーゲンの街並もいい。
北欧って様になるねー!

あと主人公アレックスの
恋人シモーネと、別世界の恋人アイメを二役を演じた
女優さんはアカデミー賞ものですよ。

本気で違う女優が演じてると思ったもん。
「すげーこの二人似てんなぁ〜」って。

インタビューとか見ると
「似てる」けど「違う」
外見の雰囲気やタイプなどは全く違うけど、
同じ何かを持っている。

二人を見ながら、アレックスがなぜ違う世界で
二人に惹かれたのか見えるところが素敵。


これはいい映画ですねー。
軽やかに、まじめに恋を考えられる映画です。

posted by 107gou at 17:48| クアラルンプール 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 107号室的映画レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/129559091
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック