
さーて、デンマーク映画です。
なんか最近、世界各国の映画を掘りまくってますね。
脱アメリカが著しいですが…
そんなことはともかく、
恋人達と過ごす現実の世界と、
同じ場所なのに、まったく彼らとの関係がリセットされて
別の女性と恋に落ちる…というまた違う世界。
このパラレルワールドが不思議なラブストーリー?的な映画です。
ストーリーは、
アイメは、小説家の夫アウグストに連れ添いコペンハーゲンに来ている。
だがふたりはすれ違いが多く、アイメは1人で街に出掛けてゆく。
そんな彼女と、カメラマンのアレックスが、駅のホームで視線を交わす。
彼は恋人のシモーネと待ち合わせしていたのだが、
衝動的にアイメの後を追いかけてしまう。
2人はたちまち恋に落ち、一夜を共にする。
翌朝、再会の約束をして帰宅したアレックスだが、
そんな彼の身に不可解な状況が襲いかかる。
シモーネや友人たちがアレックスの存在を知らないと言うのだ。
自分の周りをとりまく人間関係がすべてリセットされているのだ。
今までの日常を失ってしまったアレックスは、
せめてアイメだけは現実のものであって欲しいと願いながら、
アイメのもとへ向かい、恋人シモーネのいないパラレルワールドでの
恋人アイメとの恋を成し遂げようとするが…
うーん、良い映画でした〜!
ヨーロッパらしいステキ!って感じ。
見る人によって、解釈は分かれるんですが、
「え?何々?」って意味不明な不快感はなくて、
自分だったらどうするだろう?って思わせてくれるところが良い。
時々考えませんか?
今自分に恋人or好きな人がいたとして、
もしその関係がリセットされて、まったく知らない人として
出会ったら、同じように恋に落ちるか?
こういうのって縁とかもあるじゃないですか?
会うべき時に会ったからこそ恋に落ちた奇跡なんだけど、
でも、はたしてその「恋に落ちる確率」って100%ではないんだろうと思う。
だからこそステキなのかもしれないし。
それはともかく、主人公アレックスの
あの判断や迷いなどは非常に興味深かった。
この映画の原題「Reconstruction」(再生・再構築)
は、そういう意味なんだなーって。
で、結構見どころは多くて、
なぜか粒子の粗い映像と、
なのに愛しあってるシーンは美しい絵になってて、
舞台になってるコペンハーゲンの街並もいい。
北欧って様になるねー!
あと主人公アレックスの
恋人シモーネと、別世界の恋人アイメを二役を演じた
女優さんはアカデミー賞ものですよ。
本気で違う女優が演じてると思ったもん。
「すげーこの二人似てんなぁ〜」って。
インタビューとか見ると
「似てる」けど「違う」
外見の雰囲気やタイプなどは全く違うけど、
同じ何かを持っている。
二人を見ながら、アレックスがなぜ違う世界で
二人に惹かれたのか見えるところが素敵。
これはいい映画ですねー。
軽やかに、まじめに恋を考えられる映画です。



