さて、今度はショーン・ペン監督作。
実話をもとにした話を構想10年、やっとこさ映画化したそうな。
個人的にはパールジャムのエディヴェダーが
サントラを作ったってニュースで知って興味を持っていたけど。
ストーリーは
1990年夏、大学を優秀な成績で卒業した
クリストファー・マッカンドレスは、
ハーバードのロースクールへの進学も決ま
将来を有望視された22歳の若者だった。
ところがある日、周囲に何も告げることなく全てを捨て、
彼は姿をくらました。
これがクリスの“真実を探す”壮大な旅の始まりだった。
最終目的地は、アラスカ。
うんいい映画だねー、ショーンペンっていつも思うんだけど
非常に知的な人だと思う。
出演する映画選びからしても、明らかに知性的。
あのキレキャラもあるから、政治家とかにはならないだろうけど
非常にまっとうな考えを持っている人だと思うんだわ。
この人で印象的なのが
キレキャラに対し、気持ちを静める鎮静剤とか飲まないんですか?
みたいなことをインタビューで聴かれてて、
彼はこう答えた
「自分がキレやすい奴だってのはわかってる。
でもクスリは飲まない。なぜなら自分の感情を不自然に抑える
ようなマネはしたくないから」
うん。この時点ですでにイン・トゥ・ザ・ワイルドな
方だったんですね。
で、この映画ですが非常にすがすがしく、悲しく、美しい。
一般的なエリートの道を歩む主人公は、様々なものを身にまとっている。
明るい将来や、周りからの評判など。
それをすべて脱ぎ捨てたときに自分は何が残るのか?
生きることって何なのか?
アラスカに行くという彼に人は何しに行くんだ?と聞く。
それに対して彼の答えが、すごくいい。
「生きる…それだけ」
全編ロードムービーなんですが、
彼の旅に真実はあったんだろうか?
オイラ達ってタマネギみたいなもんで、
どんどん自分に身についてしまったものを
脱ぎすててむいていっても、
最後に残るのは何もなくなってしまった自分。
そんな自分を認識してどう生きていくか?
悩むからきっと苦しいんだろうし。
答えなんかない。
でもきっとわからないまま生きていけば、
どんどん腐っていく。
そんな状況を前に心の声に忠実に生きた
主人公の姿はあまりにも痛々しく、美しい。
多忙な毎日を過ごすなかで、
本当に必要なものってなんだっけ?って
考えさせられる映画でした。



