2014年08月06日

座右のオススメ書籍 〜風俗ルポルタージュから、アカデミー賞まで〜

こんばんわ。仕事が忙しくなってきました。
そんな忙しくてもできるだけ本は読もうと思って意識しています。

今日は自分的にオールタイムオススメの本を紹介します。
本って時期によって読むものかわりますが、これは買ってソンはないオススメってやつです。



◎「私 デザイン」石岡瑛子





昨年、お亡くなりになりましたが、アカデミー賞から、オリンピックやシルク・ドゥ・ソレイユまで
縦横無尽のクリエイティブを見せつけてきた日本が誇るアートディレクター 石岡瑛子。

彼女が印象的だった仕事について語る本です。
仕事の流れを通じて、クリエイティブのプロセスや考えがわかりやすく見えて、
時代を越える素晴らしいアイデアを作り、実現するには、どのような葛藤と戦い、
どのように創造の翼を広げるのかが、すごく生き生きと描かれている本です。
今でも、モノ作り・アイデア作りで悩んだ時は原点に立ち返るために読み返します。
全てのクリエイターに必読の本です。


◎プロ脳のつくりかた 塩野誠





元ライブドア証券で、あの有名な買収事件をリードし、今は、経営共創基盤にて活躍されている塩野さん。
彼が勤務していた某外資系投資銀行の部署で、自分は学生の時に3年間バイトしていたため、
その縁もあって、一度会食の場の末席に参加させて頂いたこともありました。

プロフェッショナルと言われる人の仕事の考え方やり方を非常にわかりやすく伝えています。
社会人1〜3年目の方向きな本です。
とは言え、30代の社会人もバカにしてはいけません。
この基礎ができているかで、大きくビジネスパーソンとしてキャリアづくりはかわるし、
基礎体力をつけるのに最適な本です。



◎サービスの達人たち 野地 秩嘉



20代の時に、当時の上司から「昔一緒に仕事をしたライター/作家さんで、最高に素晴らしい文章を書いている本があるから」と頂いた本。

ロールスロイスのセールスマン、天ぷら屋さん、ホテルの靴磨き、オカマバーのママなど
決して有名人でなくても、様々な職業で個性的な人達の、それぞれの「サービス」に対する思い。

どんな仕事も「相手」に対する「サービス」の価値が重要。
それをすごく学ばされる本です。
とにかく文章が読みやすくて、どんどん引き込まれる。




◎コンセプトメイキング 高橋 宣行




僕はデザイナーでも、コピーライターでもない。
デジタル系は強いけど、テクノロジストでもない。
あえて言うならコンセプターであり、新しい価値を生み出さないといけないと思っている。
幼稚園生の時に「面白い遊びがないなら、遊び自体作ればいいじゃん」と勝手に、新しい遊びを作ってた
(生意気な幼稚園生だなw)

そんな自分が大人になって、企画を作る仕事をする時に
「伝わる」コンセプトを作る参考になった本。
どんなデザインや企画も、コンセプトが無いとただの表現案でしかない。
そのコンセプトを作るには、思いつきではなく、明確な社会の要請に応えている必要がある。
それについて具体的な事例と一緒に書いている。
これも非常に勉強になったし、今も見返す。


◎神待ち少女 黒羽幸宏



なぜかこの本は何度も読み返してしまう。
都会で、ただでゴハンや宿泊を提供してくれる「神」と呼ばれる人を携帯の出会い掲示板で探す少女を
追ったルポルタージュ。

そんな不思議な風俗事象に対して、批判するでもなく、逆に賞賛するでもなく、さらに決してスキャンダラスに描くことを目的としていない。
フラットに見えている著者の視点が非常に心地よく感じたからかもしれない。

ストリートで起きている出来事は、ストリートにいる人にしかその真理は理解できないと思っている。
そういう意味で、同じストリートにいる著者だから書ける本だし、だからこそすごくリアルに響いて
どうしても読んでしまう本



◎ポストグローバル アレキサンダー・ゲルマン




ちょっとオシャレのきらいもあるけど、このコンセプトは当時新鮮だった。
グローバリゼーションってすごく簡単で、右向け右なんですよ。
逆にアンチ・グローバル/ローカル主義も簡単で、常に逆なんですよ。

難しいのは、ローカルの自分らしさを守りながら、世界で通じるものを作ること。
そして今求められている価値はそこなんだと思う。

日本の漆塗りのチェス盤を見た時の衝撃は忘れないなー。
それを見るだけも買う価値のある本。


◎TUGBOAT 1999.07〜2002.05



電通から独立したスタークリエイターによる日本初のクリエイティブエージェンシー”TUGBOAT”。
広告業界にいる人にとっては一度は憧れた存在なのではないでしょうか。

彼らの仕事をまとめた作品集的な本。
今は、もうさらに作品全集出ているんですが、こっちの方が味があって好き。

広告の仕事始めた時、穴があくほど読んで、
どういう思考回路でこういうクリエイティブにたどり着くんだろうってすごくすごくすごーーーーーく考えた。

でもTUGBOATみたいになりたいと思ってる時点で、彼らには絶対なれない。
ただ、それでもTUGBOATになりたい一心で彼らを研究したことが、今の「自分」ときっと未来のもっと憧れる「自分」
を創るのだと信じている。



posted by 107gou at 00:55| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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