2014年11月24日

【書評レビュー】「ヒップな生活革命」〜来年のムーブメントをうらなう2014年最重要の一冊〜


こんにちわ。
起業後の経過報告もしようかと思ったのですが、面白い本を読んだのでそれをご紹介します。

ヒップな生活革命



世界中がグローバリゼーションの波に飲まれ、
インターネットによってどんな情報も気軽に手に入る時代。
ファストファッションや、スタバ、Amazonなど、
安くてクオリティが高いサービスが世界中で受けられるようになりました。
グローバルで巨大なバリューチェーン/サプライチェーンを
構築できるようになったからこそ、低価格で良いサービスを
消費者の我々が享受しているのは否めません。
ただその背景には、低賃金でファッション生産する発展途上国の人など、
バリューチェーンの中で低価格の煽りを食らっている人もいるわけです。

全てが悪いとか良いとか決めつけるつもりは無いし、
あれはあれで新しい時代のインフラです。
ただ、身の回りでバリューチェーンを完結し、
ストーリーや価値を売ることで
新しい生活革命を起こしているムーブメントが生まれているということを、
うまくまとめた本です。

ある意味、サードウェイブコーヒーの流れもこれに該当するんでしょうね。
これだけ世界中で、高品質な同質のサービスが受けられるようになった時代、
次に求められるのは、その商品やブランドにひもづく
「ストーリー」であり「理由」や「シーン」なんだと思います。

これは音楽の世界と似てるなと思っていて、
80年代に、ロックは商業主義のピークを迎えました。
20世紀に生まれた反体制の音楽だったロックは世界中の若者を熱狂させ、
80年代になりボン・ジョヴィやガンズなどのハードロックに発展。
巨大なアリーナスタジアムで、派手なメイクや服装して、圧倒的な演奏技術で
すごいスケールのロックショーを行う巨大な産業に変わりました。
(※今のEDMシーンもそれに似てますね)
しかし、90年代に入ると一転して、内向的で、生きる意味や人生の屈折などを
歌詞にのせて歌うようなニルバーナやパールジャムといった
グランジロック・オルタナティブロックによって、その派手なロックは駆逐されます。

オルタナティブロックの世界では、ミュージシャンも普通の服装(というかむしろボロいw)で、
歌う内容もパーティーや金じゃなくて、
「親に愛されない」とか「自分の生きる意味ってなんだろう」といった
非常に共感性の強いストーリーです。

もしかしたら生活文化も今、そんな流れを迎えているのかもしれません。
2014年に色々な本を読みましたが、今年一番エッジーで、重要な一冊だと思いました。
読んだ印象では、著者自身もこのムーブメントの全貌を完全に把握してないというか、
見えきれてないなと思いましたし、自分自身もまだアタマに入りきってません。
逆に言えば、まだ陳腐化していない面白いムーブメントってことです
(「○○系」とかジャンル名が付いた時点でムーブメントは陳腐化するのは世の常です)

ロハスとかとは違う、この流れを2015年はしっかり見極めたいなと思います。
posted by 107gou at 14:02| シンガポール ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評レビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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